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掲載日:2022年3月24日
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コマームは、保育と子育て支援を主な業務としています。創業者で保育士でもある小松君恵会長は、子育てする女性の最善の利益を考えた仕事の場の創造と「一人をしっかり見られる保育」を理念としてベビーシッター事業を振り出しとして起業しました。社会において女性活躍の場が拡大し、保育や子育て支援ニーズが高まるとともに事業は成長を続け、創業から30年を迎える現在ではスタッフ総勢600人を超える大所帯となりました。認可保育所などの保育事業と放課後児童クラブや児童館などの子育て支援事業を、地元川口市を中心に県内およそ50か所で運営しているそうです。
コマーム本社は、川口市内の住宅街の中に立つ
コマームのロゴマークは、赤ちゃんが手にもって遊ぶおもちゃがモチーフ。左のオレンジリボンは、児童虐待防止への誓いが込められる
コロナ禍は私たちの生活を一変させましたが、社会生活を維持していく上で保育は必要。コマームでは、感染防止対策に配慮しながら保育施設の運営を続けているそうです。また、感染リスクを恐れ接触を避けようとする意識の高まりとともに児童館など子育て支援事業の利用が減少したことから、子育て世代の孤立が心配されました。そこで、幼児向けダンスなどを紹介する動画配信や、おうちで親子一緒に歌や体操など様々な遊びが体験できるオンライン教室を設けるなど、新しい形式の子育て支援を開始したそうです。
幼児向けダンス「たけのこ体操」 川口市立芝児童センター
社会の女性活躍が進み保育ニーズが高まる一方で、保育人材の不足は大きな課題と言われています。コマームは若手や経験の浅いスタッフへの研修、ベテラン保育士による指導や研究活動など、丁寧な人材育成を強みとしているそうです。また、高校卒で就職を希望する生徒向けに、働きながら保育士の資格を取る支援制度を導入。大学など保育士養成校との交流会など、地元川口へ就職を考える若者へ積極的にアピールしていきたいとのことです。
コロナ禍で人と人との距離が遠くなり、交流やイベントなど今まで普通にしてきたことが簡単にできなくなりました。コマームは、~今こそ、心を密に「できない」から「できる」へ~をスローガンに、子育てが幸せと感じる社会を目指し、スタッフ一丸となって工夫を重ねながら事業を展開していくそうです。これからも女性の元気とこどもの笑顔のために、大いに活躍を期待しています!
ご対応いただきました小松秀人社長(右)、小松将人チーフマネージャー(左)、ありがとうございました。本社にて
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