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掲載日:2024年10月11日

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水稲における各機械ごとのアンケート結果について

水稲で申請の多かった4種類の機械((1)側条施肥田植機(局所施肥)、(2)ドローン、ブームスプレーヤー、自動操舵システム(局所施肥、散布ムラ軽減)、(3)肥料散布機(有機質肥料の利用)、(4)マニュアスプレッダー(堆肥の利用))について、アンケート結果を取りまとめました。

田植機 ドローン ブロキャス マニュアスプレッダー
(1)側条施肥田植機(局所施肥) (2)ドローン、ブームスプレーヤー、自動操舵システム(局所施肥、散布ムラ軽減) (3)肥料散布機(有機質肥料の利用) (4)マニュアスプレッダー(堆肥の利用)

※画像をクリックすると、該当する記載箇所に移動します。

※上記写真の引用元:(1)写真AC、(2)写真AC、(3)写真AC、(4)事業実施主体からの提供

(1)側条施肥田植機(局所施肥) アンケート回答件数:24件

 側条施肥田植機を活用して局所施肥をすることで、化学肥料使用量を平均23%削減
  • 肥料代について、79%の事業実施主体から「減らせた」と回答があった。
  •  作業量について、46%の事業実施主体から「減少した」、一方で25%から「増加した」と回答があった。
  • 側条施肥田植機による散布は、全層施肥と比較して肥料補充の回数が増えるため、作業量が増加した人も多かったと考えられる。

水稲側条アンケート1

アンケート調査結果(1)

  • 96%の事業実施主体から「取組を行ってよかった」、「継続して行いたい」と回答があり、取組に肯定的であった。
水稲側条アンケート2
 ●事業実施主体からの評価
取組内容 化学肥料削減率 コスト面の評価 生育面の評価 労働面の評価
側条施肥田植機 23% ★★☆ ★★☆ ★☆☆

 ※各評価:☆☆☆(取組前より悪くなった)★☆☆(取組前と変わらない)★★☆(良くなった(1割未満))★★★(良くなった(1割以上))

 

(2)ドローン、ブームスプレーヤー、自動操舵システム(局所施肥や散布ムラ軽減) アンケート回答件数:4件

 ドローン等による局所施肥や、各システム導入によって散布ムラを軽減させことで、化学肥料使用量を平均31%削減

※GPSやGNSS等の自動操舵システム

 
  • 肥料代について、すべての事業実施主体から「減らせた」と回答があった。
  • 作業量が増加した、品質が悪くなったという事業実施主体はおらず、無理なく化学肥料低減が行えていると考えられる。

水稲局所アンケート1

アンケート調査結果(1)

 
  • すべての事業実施主体から「取組を行ってよかった」、「継続して行いたい」と回答があり、取組に肯定的であった。

水稲局所アンケート2

アンケート調査結果(2)

●生産者からの評価のまとめ
取組内容 削減率 コスト面の評価 生育面の評価 労働面の評価
ドローン、ブームスプレーヤー、自動操舵システム 31% ★☆☆ ★☆☆

★★☆

 ※各評価:☆☆☆(取組前より悪くなった)★☆☆(取組前と変わらない)★★☆(良くなった(1割未満))★★★(良くなった(1割以上))

(3)肥料散布機(有機質肥料の利用) アンケート回答件数:8件

 ブロードキャスター、ブレンドソワー等を活用して有機質肥料を散布することで、化学肥料使用量を平均38%削減
  • 作業量について、38%の事業実施主体から「増加した」と回答があった。
  • 有機質肥料を別途散布するために、作業量が増加したと考えられる。また、操作に慣れていない機械であり、作業能率が落ちたことも影響していると考えられる。
  • 品質について、26%の事業実施主体から「良くなった」、一方で25%から「悪くなった」と回答があった。
  • 収量について、13%の事業実施主体から「良くなった」、一方で50%から「悪くなった」と回答があった。
  • 品質、収量について、化学肥料から有機質肥料へ転換したことで、肥効の違いの影響が出たと考えられる。

水稲有機アンケート1

アンケート調査結果(1)

  • 作業量や生育に関してマイナスな回答があった中、84%の事業実施主体から「取組を行ってよかった」、「継続して行いたい」と回答があり、取組に肯定的であった。
  • 有機質肥料の活用について、経験等でカバーできると捉え、中長期的な視点で取り組む事業実施主体が多いと考えられる。

水稲有機アンケート2

アンケート調査結果(2)

●事業実施主体からの評価
取組内容 化学肥料削減率 コスト面の評価 生育面の評価 労働面の評価
ブロードキャスター、ブレンドソワー 38% ★☆☆ ★☆☆

★☆☆

 ※各評価:☆☆☆(取組前より悪くなった)★☆☆(取組前と変わらない)★★☆(良くなった(1割未満))★★★(良くなった(1割以上))

 (4)マニュアスプレッダー(堆肥の利用) アンケート回答件数:5件

 マニュアスプレッダーを活用して堆肥を散布することで、化学肥料使用量を平均37%削減
  • 肥料代について、60%の事業実施主体から「減らせた」と回答があった。
  • 高騰している化学肥料から安価な堆肥に代替することで減らせたと考えられる。
  • 作業量について、60%の事業実施主体から「増加した」と回答があった。
  • 堆肥を別途散布するために、作業量が増加したと考えられる。

水稲堆肥アンケート1

アンケート調査結果(1)

  • すべての事業実施主体から「取組を行ってよかった」、「継続して行いたい」と回答があり、取組に肯定的であった。

水稲堆肥感想

アンケート調査結果(2)

●事業実施主体からの評価
取組内容 化学肥料削減率 コスト面の評価 生育面の評価 労働面の評価
マニュアスプレッダー 37% ★★☆ ★☆☆

★☆☆

 ※各評価:☆☆☆(取組前より悪くなった)★☆☆(取組前と変わらない)★★☆(良くなった(1割未満))★★★(良くなった(1割以上))

お問い合わせ

農林部 農産物安全課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

ファックス:048-830-4832

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