トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2021年度 > 2021年11月 > 「現代の名工」に本県関係者4名が決定~令和3年度卓越した技能者の表彰~
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発表日:2021年11月5日14時
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部局名:産業労働部
課所名:産業人材育成課
担当名:委託訓練・連携推進担当
担当者名:中田、羽賀
内線電話番号:4607
直通電話番号:048-830-4607
Email:a4590-01@pref.saitama.lg.jp
「卓越した技能者の表彰」は、卓越した技能を持ち、その道で第一人者とされている技能者を厚生労働大臣が毎年1回、概ね150名を表彰するものです。
受賞者は、一般に「現代の名工」と呼ばれており、今年度は本県関係者4名の受賞が決定されました。
表彰式は国が主催し、新型コロナウイルス感染防止の観点から、部門別代表者の出席により、令和3年11月8日(月曜日)リーガロイヤルホテル東京(東京都新宿区)で開催されます。
令和3年11月8日(月曜日)14時から
リーガロイヤルホテル東京
東京都新宿区戸塚町1-104-19(電話03-5285-1121)
(1)職種名 配電盤・制御盤組立・調整工
(2)居住地 東京都足立区
(3)就業場所 栄廣電設株式会社
(4)技能功績の概要
35年以上にわたり自家用電気工作物を始め復興支援など多様な電気工事に携わり、日々施工品質向上と安全確保に努め、実績を積み重ねてきた。特に、短時間で正確に施工することを得意とし、近年増加傾向にあった外国人観光客に対応した国際空港整備では、空港業務に一切の支障を出すことなく工事を施工した。
また、後進技能者への指導に尽力し、述べ340名の資格取得に貢献するなど、その功績は顕著である。
(1)職種名 かわらふき工
(2)居住地 秩父市
(3)就業場所 株式会社栗原瓦店
(4)技能功績の概要
50年近くにわたり、かわらふき工として技能の研鑽に努め、その高い技能で施主の様々な要望に応えてきた。特に、地元の秩父にある永福寺では、見栄えのある寺にしたいとの施主の要望に応えるため、鬼瓦のデザインを選択し、関東では珍しい鴟尾(しび)を採用し、全体を勢い良く見せるために瓦屋根の両端が反り上がるよう施工した。
また、技能講習会を開催するなど後進の育成を積極的に行っており、その功績は顕著である。
(1)職種名 建築塗装工
(2)居住地 北足立郡伊奈町
(3)就業場所 小畑建築塗装
(4)技能功績の概要
60年余の長きにわたり建築塗装業に従事し、建築塗装だけでなく木工塗装も得意とする。日本の伝統工芸である花台やお盆の製作に、新しい手法として着物や帯の端切れを用い、試行錯誤を繰り返して作品を完成させた。この技法を用いた製作品は、技能競技大会において幾度も最優秀賞を受賞した。
また、講習会を開催して後進技能者の指導を行うだけでなく、若手技能者に指導技法等を伝授し、講師の養成に努めた。
(1)職種名 貴金属細工加工工
(2)居住地 さいたま市大宮区
(3)就業場所 独立行政法人造幣局さいたま支局
(4)技能功績の概要
40年近くにわたり勲章製造工程の仕上工程に従事し、特に勲章の表面の磨き、ロウ付け、部品の組立及び検査作業に優れており、国家が与える栄誉を表象するに相応しい勲章を仕上げる高度な技能を有する。製造作業に携わる傍ら、作業の効率化を意識し、改善努力を続け、生産性の向上に大きく貢献した。
また、職業訓練指導員としての指導力を活かして、中堅・若手職員に指導を行い、高度な技能の伝承に尽力した。
※年齢は、令和3年11月1日現在