トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2023年度 > 2023年11月 > インフルエンザの流行警報を発令します 感染予防に、より一層注意しましょう
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発表日:2023年11月1日14時
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部局名:保健医療部
課所名:感染症対策課
担当名:感染症・新型インフルエンザ対策担当
担当者名:赤羽
内線電話番号:3563
直通電話番号:0488303557
Email:a3510-17@pref.saitama.lg.jp
埼玉県感染症発生動向調査による2023 年第43 週(令和5 年10 月23 日~10 月29日)の1 医療機関(定点)当たりの報告数は前週の28.41 人から33.08 人へと増加し、国の定める警報の基準値である30 人を超えました。警報を発令するのは、平成31年1 月以来5 シーズンぶりです。また、第43 週で警報を発令するのは、統計のある1999年以降最も早い*です。
保健所管内別での1 定点当たり報告数は、幸手保健所(56.93 人)、南部保健所(50.00人)、鴻巣保健所(45.32 人)の順となっています。今後、さらなる流行の拡大も懸念されるため、引き続き注意しましょう。
インフルエンザの感染を予防するためには、「咳エチケット、手洗いの励行、適度な湿度の保持、十分な休養とバランスの良い食事」がポイントです。
*インフルエンザ新シーズン開始である第36 週(令和5 年9 月4 日~9 月10 日)から数えて最も早い。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。主な感染経路は、咳やくしゃみの際に口から発生する小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。
38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛等、全身症状が突然現れます。併せて、普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。乳幼児では急性脳症を、高齢者や免疫力が低下している方では肺炎を伴う等、重症になることがあります。
インフルエンザは、主に飛沫感染であるため、飛沫を浴びないようにすればインフルエンザに感染する機会は大きく減少します。
また、症状の出ない不顕性感染や軽症の例もあります。
このため、普段からマスクの着用等咳エチケット((1)咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと、(2)咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをすること、(3)手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと等)を守ることを心掛けてください。
インフルエンザの予防や重症化を防ぐためには予防接種が有効と報告されています。
流水・石けんによる手洗いは、手指など体に付いたインフルエンザウイルスを物理的に除くために有効な方法です。アルコールによる消毒も効果的です。
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50%~60%)を保つことが効果的です。
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスの良い食事を日ごろから心掛けましょう。
インフルエンザが流行している時期は、高齢者や基礎疾患のある方、妊婦、疲労気味・睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
1 感染症発生動向調査について
都道府県及び保健所設置市が定点医療機関(モニター)から感染症患者の受診状況について毎週報告を受け、流行状況を把握するものです。
インフルエンザについては、埼玉県、さいたま市、川越市、越谷市及び川口市が、埼玉県医師会の協力を得て、261の定点医療機関を指定しています。
2 その他参考情報
埼玉県感染症情報センターホームページ「インフルエンザ流行情報」
https://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/surveillance/srv-flu.html
埼玉県感染症対策課ホームページ「インフルエンザ」
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0710/kansen/influenzakisetsu.html
厚生労働省ホームページ「インフルエンザQ&A」
政府広報オンライン「インフルエンザの感染を防ぐポイント「手洗い」「マスク着用」「咳(せき)エチケット」」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/200909/6.html
インフルエンザの流行警報を発令します 感染予防に、より一層注意しましょう(PDF:454KB)