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部局名:保健医療部
課所名:食品安全課
担当名:食品保健・監視担当
担当者名:秋山・馬場・渡部
内線電話番号:0488303611
直通電話番号:0488303611
Email:a3420-04@pref.saitama.lg.jp
熊谷保健所は、食中毒を発生させた(1)の営業者に対して、(2)の営業施設での営業停止の行政処分を本日行った。
埼玉県熊谷市
飲食店営業
食品衛生法第6条違反
令和7年3月18日(火)及び19日(水)に調理提供された食品を喫食した5名に対して、下痢、嘔吐、腹痛を主症状とするノロウイルスによる健康被害を生じさせた。
食品衛生法に基づく営業停止命令
令和7年3月28日(金)
令和7年3月28日(金)から令和7年3月30日(日)の3日間
ノロウイルス
熊谷保健所では営業者に対して、食中毒の再発防止を目的に、営業停止期間中、施設の消毒を指導するとともに調理従事者への衛生教育等を行う。
令和7年3月24日(月)、熊谷市内の住民から「令和 7 年 3 月 19 日の 21 時頃に飲食店を利用した 3 名中 3 名が 3 月 21 日(金)から嘔吐、下痢、腹痛等の食中毒症状を呈している。」旨の通報があり、熊谷保健所が調査を開始した。
5 名( 3 グループ )
5 名( 男性 4 名、女性 1 名、20 歳代から 40 歳代 )
受診者 1 名、全員、快方に向かっている。
令和 7 年 3 月 18 日(火) 19 時頃及び 19 日(水) 21 時頃
令和 7 年 3 月 20 日(木) 23 時 00 分
下痢、嘔吐、腹痛
患者 5 名及び従事者 3 名の便からノロウイルスが検出された
令和 7 年 3 月 18 日(火)及び 19 日(水)に提供された食品 (えだまめ、出し巻き卵、串焼き等)
(ア) 患者 5 名及び従事者 3 名の便からノロウイルスが検出されたこと。
(イ) 患者の主症状及び潜伏期間がノロウイルスによるものと一致したこと。
ノロウイルスによる食中毒は秋から冬にかけて多発する傾向がありますが、最近は通年で発生が確認されています。
感染すると 1~2 日の潜伏期間の後、下痢、嘔吐、発熱等の症状を起こします。症状は通常数日で回復しますが、乳幼児や高齢者など抵抗力の弱い方は重症化するおそれもありま す。感染した人は症状が治まっても 2 週間以上便の中にウイルスを排泄します。
感染予防のポイントは、「手洗い」です。調理の前、食事の前、トイレの後には、必ず石鹸を使い十分な量の流水で手を洗いましょう。特に手洗いは、1 回洗い流した後に、再度繰り返し洗う、「2 度洗い」が効果的と言われています。調理をするときには、手指を介して食品を汚染することがありますので、手洗いを徹底しましょう。
また、カキ等の二枚貝は、十分に加熱(85℃~90℃、90 秒以上)して食べましょう。
アルコール消毒では十分な効果は期待できません。嘔吐物などの消毒には、塩素系の消毒薬を使うか、熱湯消毒を行いましょう。
食の安全・安心に関するパンフレット類
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0708/kensyu-koza-panf/panf/index.html
食中毒を発生させた施設の行政処分を行いました。(PDF:341KB)(別ウィンドウで開きます)