トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2023年度 > 2023年9月 > 埼玉医科大学国際医療センターに脳卒中・心臓病等総合支援センターが開設されました。~10月1日より患者・家族からの相談窓口が本格稼働し、 脳卒中・心臓病患者の支援体制が充実します~
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発表日:2023年9月29日11時
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部局名:保健医療部
課所名:疾病対策課
担当名:総務・疾病対策担当
担当者名:藤塚・松山
内線電話番号:3593
直通電話番号:048-830-3598
Email:a3590-05@pref.saitama.lg.jp
国は、脳卒中・心臓病等の循環器病対策を効果的に推進するため、令和4(2022)度から「脳卒中・心臓病等総合支援センターモデル事業」を行っています。
今年度のモデル事業を実施する医療機関として、本県からは埼玉医科大学国際医療センター(日高市。以下「国際医療センター」。)が選定されました。本県では唯一かつ初の選定となります。
国際医療センターでは、患者・家族からの相談支援窓口を設置し、10月1日より本格始動することとなりましたのでお知らせします。
循環器病は、急激に発症し、数分から数時間で生命に関わる重大な事態に陥り、突然死に至ることがあります。
死に至らない場合でも、特に脳卒中においては、重度の後遺症を残すことがあります。
また、心不全は急激に悪化する急性増悪という状態を繰り返しながら、徐々に悪化していきます。
なお、心疾患と脳血管疾患を合わせると、死亡原因はがんに次いで第2位、介護が必要となった主な原因は第1位、傷病分類別医科診療医療費に占める割合は最多
となっています。
国は、循環器病対策推進基本計画で、「保健、医療及び福祉に係るサービスの提供体制の充実」として、脳卒中・心臓病等(循環器病)患者を中心とした包括的な支援体制を構築するため、多職種が連携して、総合的な取組を進めることとしています。
この取組を効果的に推進するため、専門的な知識を有し、地域の情報提供等の中心的な役割を担う医療機関に脳卒中・心臓病等総合支援センターを配置し、都道府県と連携を取りながら、地域の医療機関と勉強会を開催したり、支援方法などの情報提供を行ったりするなど協力体制を強化することで、包括的な支援体制を構築し、地域全体の患者支援体制の充実を図るべく、まずは先行的に実施し、検証を行うこととしています。
モデル事業を実施する医療機関は全国から公募により選定され、令和4年度は10府県12医療機関、今年度は15府県16医療機関が選ばれています。
【参考】関東地方の選定状況
東京都 :なし
神奈川県:東海大学医学部付属病院(令和5年度)
千葉県 :なし
茨城県 :筑波大学病院(令和4年度)
栃木県 :獨協医科大学病院、自治医科大学附属病院(令和4年度)
群馬県 :なし
埼玉県 :国際医療センター(令和5年度)
国際医療センターに通院していない県民も含め、患者・家族に対し、リハビリテーションを含めた医療・介護・福祉・就労・障害に関する一体的な相談窓口を設置します。Webでも電話でも相談可能です。
窓 口:国際医療センター 脳卒中・心臓病等総合支援センター
(日高市山根1397-1)
(問い合わせフォーム・便利なWebを御利用ください)
電話番号:042-984-0608 患者コールセンター
(受付時間8:30~17:00 ※日・祝日・年末年始を除く)
公開講座の開催(アーカイブ視聴可能)、県や県医師会が開催する県民向け公開講座への講師派遣、患者・家族勉強会の開催(Web形式)など、予防や重症化予防に向けた取組を行います。
国際医療センターと地域の医療機関、かかりつけ医が、互いに患者を適切に急性期から回復期、維持期・生活期に橋渡しできるよう、それぞれが果たすべき役割を学んでいただきます。
県は、国際医療センターの取組を支援することにより、循環器病の予防や正しい知識の普及啓発を図るとともに、循環器病に関する医療サービスの提供体制の充実を図ることで、健康寿命の延伸と循環器病の年齢調整死亡率の減少を目指します。
※その他
国際医療センターの取材をご希望の際は、担当までご連絡ください。
県が国際医療センターと調整させていただきます。