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掲載日:2026年3月16日
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現在、日本人の2人に1人は一生のうちに何らかのがんになるといわれています。
がんは、すべての人にとって身近な病気です。しかし、ひと口にがんといっても、その病状や経過は、がんの種類やがんが見つかったときの状態などによって異なり、人によってさまざまです。
がんの種類ごとの罹患(りかん)数や順位、治療法について、詳しくお知りになりたいかたは、がん情報サービス(別ウィンドウで開きます)をご覧ください。
細胞の中にある遺伝子は、それぞれ決められた役割をもって働いています。その役割の1つが、細胞の増殖とその抑制です。正常な細胞は、体や周囲の状態に合わせて遺伝子が適切に働くことにより、増えたり、増えることをやめたりしています。
正常な細胞が分裂するときなどに、偶然、遺伝子に「傷」が生じることがあります。また、この傷は、喫煙、ウイルスや細菌などの感染、さまざまな化学物質、放射線などの外的要因によって生じることもあります。この傷のことを遺伝子の「変異」といいます。さまざまな原因で生じた遺伝子の変異によって、細胞が無秩序に増え続けるようになることがあり、このようにしてできた細胞のかたまりを「腫瘍」といいます。
腫瘍は、腫瘍をかたちづくる細胞の増え方や広がり方の違いから、大きく悪性腫瘍と良性腫瘍に分けられます。
悪性腫瘍は、細胞が無秩序に増えながら周囲にしみ込むように広がったり(浸潤しんじゅん)、血管などを介して体のあちこちに飛び火して新しいかたまりを作ったり(転移)する腫瘍です。放っておくと全身に広がり、体にさまざまな悪い影響をもたらすため、ほとんどの場合、治療が必要になります。悪性腫瘍のことを「がん」ともいいます。
一方、浸潤や転移をすることがなく、周りの組織を押しのけるようにしてゆっくりと大きくなる腫瘍を良性腫瘍といいます。良性腫瘍には、生涯にわたって症状がでないものや、生命に影響を及ぼさないものもあります。このため、腫瘍のできた場所や大きさ、種類などを総合的に判断し、必要に応じて手術(外科治療)を行います。多くの場合、完全に取りきることができれば再発することはありません。
がんは図のような段階を経て発生、進行することがわかっています。

がん細胞は、細胞の遺伝子に変異が生じることによって発生しますが、正常な細胞ががん細胞になり、浸潤、転移をするようになるまでには、ほとんどの場合、複数の遺伝子変異が必要です(多段階発がん)。これらの遺伝子変異は一度に生じるわけではなく、時間をかけて徐々に蓄積していくことが分かっています。高齢になるとがんになりやすくなるのはこのためと考えられます。
引用:がん情報サービス「がんの基礎知識 がんという病気について」(別ウィンドウで開きます)
がんは、がんが発生した細胞の種類によって、癌※や肉腫、造血器腫瘍(血液のがん)などに分類されます。
また、以下の分類のほかに、最初にどの部位に発生したのか特定できないがんがあり、原発不明がんと呼ばれています。
| 分類 | 発生する細胞 | がんの例 | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|
| 固形 がん |
癌※ | 体の表面や臓器の粘膜などを覆っている細胞(上皮細胞) | 大腸癌、肺癌、胃癌、乳癌、前立腺癌、膵臓癌、肝細胞癌など |
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| 肉腫 | 骨や筋肉などを作る細胞 | 骨肉腫、軟骨肉腫、脂肪肉腫、未分化多形肉腫、粘液線維肉腫、平滑筋肉腫など | ||
| 造血器腫瘍 (血液のがん) |
白血球やリンパ球などの、血管や骨髄、リンパ節の中にある細胞 | 白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など |
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※ひらがなの「がん」は悪性腫瘍全体を指し、漢字の「癌」は上皮細胞から発生する悪性腫瘍に限って使うとされていますが、特に区別しないこともあります。
国立がん研究センターの「がん情報サービス」では、がんの種類ごとの特徴や治療等について解説されています。
国立がん情報センターが提供している「がん情報サービス」では、がんが疑われたときから治療後の生活に至るまで、その時点で必要と思われる情報をわかりやすく掲載しています。
0歳から15歳未満(中学生頃まで)の子どものがんに関する情報を紹介しています。
AYA世代とは、Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の頭文字をとったもので、主に、思春期(15歳~)から30歳代までの世代を指しています。AYA世代のがんに関する情報を紹介しています。
がんになっても、治療をしながら仕事を続けていく方向けの情報を紹介しています。
『人口10万人あたり6例未満の「まれ」な「がん」、数が少ないがゆえに診療・受療上の課題※が他に比べて大きいがん種』の総称です。
※厚生労働省の「希少がん医療・支援のあり方に関する検討会」の報告書(別ウィンドウで開きます)では、診療・受療上の課題を下記としています。
まれながんや希少がんはかかる人がすくないため、病気や治療などに関する詳細な情報や、十分な診療経験を持つ医師を見つけにくいことがあります。
そのため、診断されるまでに時間がかかったり、「標準治療」が確立されていなかったりする場合もあります。
しかし、必ずしも"治療が難しいがん"であるとは限りません。
国立がん研究センターでは、以下にて情報提供を行っています。
国立がん研究センター希少がんセンターでは、さまざまな希少がんの解説や動画、セミナーイベントなどを行っています。
がん診療連携拠点病院等の「がん相談支援センター」では、どなたでも無料で希少がんについてご相談いただけます。県内の窓口については、以下に掲載しています。
国立がん研究センター中央病院は、希少がんに関して相談できる電話相談窓口「希少がんホットライン」を設置しています。
埼玉県では、年間約5万人が毎年新たにがんと診断され、年間約2万人が命を落としています。
県では、がん登録状況や、市町村が実施するがん検診受診率、検診の有効性について、分析・評価を行い、精度向上を図っています。
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