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掲載日:2026年3月10日

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ルームここからの社会連携活動
- 認定NPO法人さいたまユースサポートネット

――相談・交流・就労準備を組み合わせた、若者の社会参加に向けた段階的支援

ルームここからの社会連携活動

上尾市の「ルームここから」は、こども・若者自立支援の一環として、高校生から40歳に達するまでのこども・若者を対象に、認定NPO法人さいたまユースサポートネットが市からの委託を受けて運営する居場所事業です。

居場所の提供に加え、近隣の事業者との連携による職場見学や職場体験、大学の福祉実習の受け入れ、地域住民との交流など、多様な主体と関わる活動を実施しています。こうした取り組みを通じて、若者が地域の中で人や仕事、役割と段階的に出会える環境を整えています。

 

この取り組みのポイント

(1) 既存の市所有財産(自治会の集会所跡)を活用した若者の居場所の常設運営
市所有財産を拠点とし、継続的に利用できる若者の居場所を運営。

(2)就労前段階の体験を組み込んだ段階的な設計
職場見学や職場体験などを通じ、居場所の利用と並行して就労準備の経験を積める構成。

(2) 多様な主体が関わる社会連携型の運営
自治会、大学、事業者、行政との連携により、こども・若者が地域と関わる機会を継続的に持てる仕組み。

取組名 ルームここからの社会連携活動
実施主体 認定NPO法人さいたまユースサポートネット
主な活動地域 上尾市
開始時期 2020年5月
主な連携先 近隣の事業者、近隣大学、地域自治会、上尾市
主な対象 こども・若者(高校生〜40歳に達するまでのひきこもり等に悩む方)
公式情報 上尾市こども若者自立支援事業ルームここから Webサイト(別ウィンドウで開きます)

1.取り組みの背景

「ルームここから」は、上尾市からのこども・若者の自立支援に係る業務委託を受け、認定NPO法人さいたまユースサポートネットが運営するこども・若者向けの居場所事業として、2020年5月に開始されました。

ひきこもりから徐々に生活のリズムを整えていこうとする人や発達障害や特性からコミュニケーションに課題を抱える人などが利用しています。

こども・若者が段階的に社会と関わる経験を重ねられるよう、居場所運営と地域の事業者・大学・自治会等との連携による活動を組み合わせた構成とし、市の委託事業として継続的に実施されています。

 

2.取り組みの特徴

(1)既存施設を活用したこども・若者向け居場所の常設運営

  • 過去に自治会の集会所として使用されており、現在市所有財産となっている建物を活動拠点として活用
  • 週3回開所し、こども・若者が継続的に利用できる居場所として運営
  • 利用者のニーズから企画されたプログラムの実施
  • 原則プログラムの参加等は自由で、過ごし方も固定しない形での活動の場を提供
  • 通常の居場所活動のほかに、農園活動やアート活動などのクラブ的な活動の提供
  • 利用者のニーズに応じて本人・ご家族との個別面談を実施

(2) 職場見学・職場体験を組み込んだ就労前段階の経験機会の提供

  • ハローワーク等による市内の求人なども確認しながら、職場見学を実施
  • 事業者との連携により、職場体験の機会を設定
  • 居場所の利用と並行して、就労前段階の経験を重ねられる構成

(3) 関係機関・大学・地域住民と関わる機会の確保

  • 市内の関係機関(市担当課、医療機関、相談支援、就労支援、福祉事業所など)と連携をとりながら、利用者のニーズに応じて各機関につなげる
  • 大学の福祉実習生を受け入れ、こども・若者と学生が関わる機会を設けている
  • 夏祭りの開催や農園活動等を通じて、自治会や地域住民と交流する機会を創出
  • 常時、学生や市民からのボランティアも受け入れ、多様な人との交流機会を確保
  • 居場所運営の中で、地域との接点が生まれる形で取り組みを実施

 

3.取り組みの成果

週3回の常設事業として開所し、支援者やボランティアが関わる体制のもとで、こども・若者が継続的に利用できる居場所を運営しています。

予約不要で立ち寄れる場として、40歳に達するまでのこども・若者が利用しており、年齢、性別、障害の有無、属性にかかわらず多様な若者が参加しています。

また、プログラムの企画、夏祭りの開催等でこども・若者が積極的に関わり、学生、ボランティア、地域住民や関係機関の職員も参加するなど、地域交流の機会が設けられています。

 

4.連携と広がり

市内の公共施設の求人情報を活用した職場見学や、近隣の事業者と連携した職場体験を実施しています。あわせて、上尾市を通じて大学の福祉実習の受け入れにも協力しており、毎年、学生が実習を通してルームのこども・若者と交流する機会が設けられています。

こうした個別の連携を軸に、ルームここからを拠点として、地域住民や行政、ボランティアなど多様な主体が関与する体制が構築されており、こども・若者の居場所と社会との接点が地域の中に形成されています。

 

5.他団体が参考にできるポイント

  • 既存の公共施設や地域資源を活用した居場所づくり
  • 就労前段階の体験を組み込んだ段階的な支援設計
  • 大学・企業・自治会など多様な主体と連携する運営体制
  • 予約不要で利用できる開かれた居場所の運営構造

 

まとめ

「ルームここから」は、こども・若者が利用できる居場所を拠点に、職場見学、職場体験、大学実習の受け入れ、地域行事への参加など、社会と関わる機会を段階的に組み合わせた活動を行っています。

居場所の運営では、事業者、大学、自治会、行政、市民等の多様な主体との連携により、就労や社会参加の前段階にあるこども・若者が、地域の中で人や活動と関わる機会を継続的に持てる構成となっています。

 

参考

外観と活動の様子の写真

ルームここからの社会連携活動

ルームここからの社会連携活動

 

お問い合わせ

福祉部 福祉政策課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-4801

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