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掲載日:2024年9月19日
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令和6年全国広報コンクール(主催:公益社団法人日本広報協会)に出展するため、県では、有識者等による審査を経て、各部門ごとに県代表作品を以下のとおり選出しました。
県では市町村とともに、このような取組を通じて、広報力の向上に努めてまいります。
【埼玉県広報紙「彩の国だより」令和5年12月号が入選!】令和6年度の審査結果はこちら
※ 全国広報コンクールとは
公益社団法人日本広報協会が、地方自治体等の広報活動の向上に寄与することを目的に、各種広報作品について審査を行い、優秀団体を表彰するものです。同協会の主催により、1964(昭和39)年から実施されています。各都道府県等の審査・推薦により提出された広報作品を、同協会が審査し、特選・入選を決定します。
全国広報コンクールの詳細や過去の審査結果等については、下記のリンクからご覧いただけます。
「広報紙」「ウェブサイト」「広報写真」「映像」の各媒体・部門では評価できない戦略的・複合的な広報キャンペーンやプロモーション等の取り組み
「暴力団から足を洗おうとしたらうっかり猫に転生しちゃったので前職での知識を活かして青少年を反社会的組織から守ることにした」
「移住ポータルサイトによる埼玉移住の情報発信~近くで便利。自然も豊か。「住むなら、埼玉。」のすべてが分かるポータルサイト~」
「浦和レッズ等との連携によるサーキュラーエコノミー実証実験in埼玉スタジアム2〇〇2」
「広報紙連載企画「わかれば変わる認知症の世界」」
「男女共同参画週間に関する啓発漫画「ワーク・ライフ・バランスって何?」」
「~高校生を地域の資源に~ 関係人口の芽を育み、持続的な発展を目指す本庄市高校生プロジェクト「七高祭」」
「広報紙と連動企画!地産地消を進める『もぐもぐsayama』キャンペーン」
「広報そうかリニューアルプロジェクト ~見てわかる・伝わる広報紙を目指して~」
「「徳川家康ゆかりの地 越谷市」リーフレット、「徳川家康ゆかりの地 越谷市」のぼり旗」
「『広報戸田市』見どころ紹介」
全国からの応募総数438点のうち、本庄市が総務大臣賞、ときがわ町がBSよしもと賞を受賞しました。さらに、埼玉県、北本市も入選となりました。
『~高校生を地域の資源に~ 関係人口の芽を育み、持続的な発展を目指す 本庄市高校生プロジェクト「七高祭」』
本市の強みである「高校が多い、10代の流入人口が多い」ことを活かして、若年世代の首都圏への人口流出と地域への愛着度の低さという課題を解消し、持続可能なまちを目指すため関係人口の創出を狙った事業として、高校生プロジェクト「七高祭」を実施。市内全高校からの参加者が地域課題解決型プログラム・合同文化祭・産学官連携の商品開発に取り組み、企業等と連携して、「まちに出る」「ひとと関わる」「成功体験を得る」ことで地域への意欲向上を狙った。
選定理由(日本広報協会より)
関係人口を増やすという市の政策目標に向けたプロジェクト。市の強み(高校生が多い)を活かした継続的な取り組みである。明確な目標(関係人口の増加)を設置し、活動に幅を持たせていること、成果指標を定めていることが良い。ふるさと納税の活用や市内団体への委託により地域循環させていることも好感が持てる。「七高祭」での高校生の活動も魅力的である。特筆されるのは前年度の取り組みを分析・反省したうえで、飛躍的な改善が図られていたことだ。そのアイデアや成果とともに、行政だけではなく、学生や市民と協働したプロセスも非常に優れていた。企画書の書き方・見せ方が秀逸。明確で論理的で、分かりやすく、ビジュアル面での工夫により説得力に溢れた魅力的な企画書となっていた。
特集記事は、ときがわ町の課題である人口減少が、なぜ加速しているのかを切り口に、地元に住み地元で仕事をするために、起業という方法もあることを伝える記事となっている。
選定理由(日本広報協会より)
特集の「ときがわ町、加速度的に人口減少中」という冒頭の自虐的な出だしはおもしろい。読み手は思わず興味を示したことだろう。記事内容は、戻ってきた若者を起業というテーマで掘り下げている。大変前向きな記事であり、全体の半分くらいを占める長い特集が存在感を示している。情報内容も、人口減少の実態、町に戻ってきた若者の起業事例、起業者のインタビュー記事、起業サポートを行う住民紹介など、多面的な情報で紙面を構成し編集している。高校も大学も、都会のような働き口もない中でも、「起業」という手段があることを伝えるいい企画だと思う。特集の意図が分かると共に、町の活力化に挑む考えが紙面から見て取れる。二次元コードなどの配置も工夫されていた。
特集記事は、「「翔んで埼玉」で埼玉を盛り上げよう!」。前作映画『翔んで埼玉』が愛ある“埼玉ディス”で空前の埼玉ブームを巻き起こしたように、今作映画の公開は全国から埼玉に注目が集まるチャンスととらえ、令和5年11月23日(木・祝)から公開された映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』関連記事を掲載。
選定理由(日本広報協会より)
埼玉県を舞台にしたヒット映画の話題を捉えて、関心を呼ぶ取り組みは、県民も来訪者も楽しめる内容で、盛り上がりを創出した。映画の自虐ネタへの市民からの紙上討論は有意義で埼玉愛に溢れるものだった。県民の声も取り入れ読者の共感を誘い、楽しく読み進める中で、啓発や施策紹介、お知らせと続く無駄のない構成。シビックプライドやシティープロモーションを引き上げるきっかけとなったことだろう。デザインも細部まで丁寧で、ニーズが高い情報を多く、さらりと周知したいことは絵をメインにしてストレスを与えず伝えるなど、読者目線で情報量をコントロールできており、最後のページまで好印象が残った。裏表紙で、条例や週間に因んだ手話の話題一択としたのも効果的だ。
特集記事は、「このまちに暮らす、わたしたち≪CHALLENGED≫」。「障がい」というテーマを社会問題として論ずるのではなく、取材した一人ひとり、一つひとつと真摯に向き合いそれらのストーリーを丁寧に伝えている。
選定理由(日本広報協会より)
障がいをもつ人を取り上げた特集。これまで取り上げてこなかったという。そこで、力をこめて作られた広報紙であることがよくわかった。紙面に登場する障がい者の顔を誰も隠すことなく掲載しているのはかなり稀ではないだろうか。これは広報担当者が長い時間をかけて障がい者やその家族の方々と交流し、人間関係を重ねる中から深い信頼関係を創り上げてきた結果であることがうかがえる。そのせいか写真はどれも明るく表情豊かである。“障がいは不便だけど不幸ではない”というタイトルが全編に通底している。障がい者と家族との交流の段階から、まさに足でつくった広報紙といえる。
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