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発表日:2024年7月8日11時

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県政ニュース

令和6年度「埼玉県荻野吟子賞」募集開始! -男女共同参画に尽力する個人・団体・事業所を表彰-

部局名:県民生活部
課所名:人権・男女共同参画課
担当名:男女共同参画担当
担当者名:宍戸・堀米

内線電話番号:2922
直通電話番号:048-830-2921
Email:a2250-05@pref.saitama.lg.jp

埼玉県では、日本で最初の公認女性医師となった荻野吟子の不屈の精神を受け継ぎ、男女共同参画の推進に尽力する個人や団体、事業所を表彰しています。

令和6年度の募集を7月15日(月曜日)から開始します。

本県の男女共同参画をけん引する、優れた活動を行っている県内の個人や団体、事業所の御推薦をお待ちしています。

令和6年度埼玉県荻野吟子賞の概要

1 募集対象

個人・団体部門(大賞・奨励賞)

先駆的な活動などにより各分野で特に功績が著しく今後の活躍が期待できる以下の個人又は団体

  • 県内に在住(勤・学)又は県出身の個人
  • 県内に所在する団体

いきいき職場部門(いきいき職場部門賞)

県内に所在し、女性の能力活用、男女の職域拡大又は仕事と子育て、家庭生活との両立支援など男女が共同して参画することができる職場づくりに積極的に取り組んでいる事業所

2 応募方法

個人・団体部門

市町村、団体又は個人による推薦(自薦は不可)※情報提供も可

いきいき職場部門

市町村、団体、事業所、個人又は地域振興センター所長(事務所長を含む)による推薦(自薦も可)

所定の様式により応募してください。様式は埼玉県ホームページからダウンロードできます。各種検索サイトから「埼玉県 荻野吟子賞」で検索してください。

http://www.pref.saitama.lg.jp/a0309/danjyo-ginko/oginoginko-shou.html

3 募集期間

令和6年7月15日(月曜日)~令和6年9月30日(月曜日)まで(当日消印有効)

4 選考

埼玉県荻野吟子賞選考委員会の選考を経て、知事が決定します。

5 表彰

令和7年2月に表彰式を行う予定です。受賞者には賞状と記念品を贈呈します。

6 共催・後援

共催:熊谷市(荻野吟子出身地)

後援:内閣府男女共同参画局、独立行政法人国立女性教育会館、一般社団法人埼玉県経営者協会、NHKさいたま放送局、株式会社テレビ埼玉、株式会社埼玉新聞社、株式会社エフエムナックファイブ、日本女医会埼玉支部

【参考】埼玉県荻野吟子賞 令和5年度の受賞者及び受賞理由

※経歴等は原則として応募時のもの

1 個人・団体部門(敬称略)

【大賞】2者

新井 恵美(あらい めぐみ)(ちちぶエフエム株式会社代表取締役)

山中 優子(やまなか ゆうこ)(同社取締役)

出浦 ゆみ(いでうら ゆみ)(同社取締役)

ちちぶエフエム創設者

東日本大震災をきっかけに、災害時においても地域の情報を伝えるメディアの必要性を痛感した新井氏が、山中氏、出浦氏とともに令和元年に秩父地域初となるコミュニティFM「ちちぶエフエム」を開局。

毎日生放送で情報を発信し地域の「つながり」を創出するとともに、関係機関と防災協定を結び有事の際にはいち早く正確な情報を地域住民に届けている。

黒字化が困難と言われるコミュニティFMで開局2年目から黒字化を確保している。(新井氏・山中氏 秩父市在住、出浦氏 小鹿野町在住)

佐藤 咲子(さとう さくこ)

(一社)犯罪被害者等支援の会オリーブ代表理事

少女時代に御両親を殺害された経験を踏まえ、平成26年に「犯罪被害者支援会オリーブ」を設立(令和4年に一般社団法人化)。学習会や講演会活動、教材作成等を通じ、多くの市民に犯罪被害者支援の必要性を訴えている。

狭山市犯罪被害者支援条例の制定や埼玉県犯罪被害者支援条例に基づく指針の策定にも貢献した。

犯罪被害者支援を通じて男女共同参画社会の基盤である、男女の人権を尊重した活動に積極的に取り組んでいる。(狭山市在住)

 

【奨励賞】1名

田島 友里子(たじま ゆりこ)

県農業大学校在学中に、従業員が全員女性の「こばと農園」を立ち上げ野菜と切り花の自然栽培に取り組んでいる。さいたま市の農家で初の『有機JAS認証』を取得。

新規就農で有機農業を営む農家グループ「さいたま有機都市計画」の代表として、有機農業に関わる農家・市民等と「さいたまOrganic City Fes.」を主催し、有機給食へ取り組むなど、有機農業で埼玉を盛り上げる活動を行っている。

ネットラジオで新規就農者向けの情報を『女ひとり。新規就農radio』で配信し、自身の経験や農業の魅力を、新規就農希望の女性に向けて日々発信している。(さいたま市在住)

2 いきいき職場部門(五十音順)

【いきいき職場部門賞】3事業所

新興プラント工業株式会社(所沢市)

サニタリー配管製作・施工業。女性が少なく、人手不足・高齢化が深刻な建築業界において機械化やIT化などの様々な働き方改革を進め、若く活気があり、女性の職人も活躍できる職場づくりに取り組んでいる。

ライフステージに合わせた勤務形態で柔軟な働き方に対応するとともに、休んだ人の仕事を他の人がカバーできるシステムを構築している。

男性の育児休業取得を積極的に推進しており、令和4年から5年の間に2名が3か月育休取得済。育児休業制度の周知やモラハラ講習を実施して、従業員が取得しやすい環境づくりに取り組んでいる。

竹並建設株式会社(本庄市)

建設業。女性の少ない建設業界において、積極的に全職種に女性を配置し現在は10年前に比べ2倍以上の女性従業員が活躍している。営業や設計の仕事では半数以上が女性を占め、また男性のイメージが強い施工管理の仕事にも女性専用トイレ設置や専用作業着の支給などを行い、女性の職域拡大に努めている。

従業員の建築関係資格の取得を支援するため、専門学校通学日に残業させないほか、学費の無利子貸付制度を設けている。

毎週水曜日をノー残業デーとして、ワークライフバランスの充実を図っている。

深谷赤十字病院(深谷市)

医療保健業。職場全体で、男女問わず仕事と育児・介護の両立ができるよう各種制度の理解促進に努め、誰もがワークライフバランスのとれた働き方ができる職場環境を整備している。

医師事務作業補助者の採用やコメディカル(医師・歯科医師以外の医療従事者)の業務拡大など、医師の働き方改革に対応すべく医師業務のタスクシフト・シェアを行うことで長時間労働の負担軽減を図っている。

看護部門はもちろんのこと他部門でも女性管理職が増加しており、令和5年度の課長級職員の女性割合は4割超、係長級職員は5割超となっている。

日本最初の公認女性医師 荻野吟子について

荻野吟子は江戸時代末期の嘉永4年(1851年)に現在の熊谷市に生まれ、明治時代に活躍した日本最初の公認女性医師です。不慮の病で男性医師から婦人科の治療を受け、女性医師の必要性を痛感して医師を目指しましたが、当時、女性は医術開業試験の受験が認められていませんでした。制度改正に奔走するなど様々な困難を克服し、医術開業試験に合格して日本で最初の公認女性医師となりました。

報道発表資料(ダウンロードファイル)

令和6年度「埼玉県荻野吟子賞」募集開始! -男女共同参画に尽力する個人・団体・事業所を表彰-(PDF:295KB)

候補者募集リーフレット(PDF:4,700KB)

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