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発表日:2021年7月1日11時

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県政ニュース

「埼玉県荻野吟子賞」表彰候補者の募集を開始します―男女共同参画に尽力する個人・団体・事業所を表彰―

部局名:県民生活部
課所名:男女共同参画課
担当名:高橋、鹿山

内線電話番号:2928
直通電話番号:048-830-2921
Email:a2920@pref.saitama.lg.jp

本県では、日本で最初の公認女性医師となった荻野吟子の不屈の精神を受け継ぐ先駆的な活動により、男女共同参画の推進に顕著な功績のあった個人や団体、事業所を表彰しています。

令和3年度の募集を7月15日(木曜日)から開始します。

多くの皆様からの推薦をお待ちしております。

なお、「埼玉県荻野吟子賞」はこれまでの「さいたま輝き荻野吟子賞」(平成17年度創設)から個人・団体部門について対象を見直し、名称変更しました。

埼玉県荻野吟子賞の概要

1 募集対象

  • 個人・団体部門(大賞・奨励賞)

 先駆的な活動などにより各分野で特に功績が著しく今後の活躍が期待できる以下の個人又は団体

 ・県内に在住(勤・学)又は県出身の個人

 ・県内に所在する団体

  • いきいき職場部門(いきいき職場部門賞)

 県内に所在し、女性の能力活用、男女の職域拡大又は仕事と子育て、家庭生活との両立支援など男女が共同して参画することができる職場づくりに積極的に取り組んでいる事業所

2 応募方法

  • 個人・団体部門

  市町村、団体又は県民による推薦(自薦は不可)

  • いきいき職場部門

  市町村、団体、事業所、県民又は地域振興センター所長(事務所長を含む)による推薦(自薦も可)

  所定の推薦書様式により応募してください。様式は埼玉県ホームページからダウンロードできます。各種検索サイトから「埼玉県 荻野吟子賞」で検索してください。

 (http://www.pref.saitama.lg.jp/a0309/danjyo-ginko/oginoginko-shou.html

3 募集期間

令和3年7月15日(木曜日)~令和3年9月30日(木曜日)まで(当日消印有効)

4 選考

埼玉県荻野吟子賞選考委員会の選考を経て、知事が決定します。

5 表彰

令和4年2月に表彰式を行う予定です。受賞者には賞状と記念品を贈呈します。

6 主催・共催・後援

主催:埼玉県

共催:熊谷市(荻野吟子出身地)

後援:内閣府男女共同参画局、独立行政法人国立女性教育会館、一般社団法人埼玉県経営者協会、NHKさいたま放送局、株式会社テレビ埼玉、株式会社埼玉新聞社、

 株式会社エフエムナックファイブ、日本女医会埼玉支部

[参考情報] 昨年度の受賞者及び受賞理由 

 さいたま輝き荻野吟子賞 2名(敬称略・五十音順)

竹内 舞子(たけうち まいこ) 

国連安保理北朝鮮制裁委員会専門家パネル委員。平成13年に防衛庁(現:防衛省)総合職として入庁。常に女性初となるポストを歴任し、安全保障や外交の現場でキャリアを重ねる。平成28年、日本人女性初かつ最年少で、各国から集められた8名の専門家からなる、国連安保理北朝鮮制裁委員会専門家パネル委員に選出され、現在は最先任の委員として、制裁の履行状況に関する調査や諸外国政府との協議において主導的役割を果たしている。国連による平和のための取組を促進するためには、安保理や北朝鮮制裁の活動についての理解を深めることが重要であるという思いから、国内外での講演や論文の発表、学生との対話を積極的に行っている。(さいたま市出身)

山口 絵理子(やまぐち えりこ) 

 (株)マザーハウス代表兼チーフデザイナー。大学のインターン時代、途上国援助の矛盾を感じ、アジアの最貧国と言われていたバングラデシュに渡る。必要なのは金銭の支援だけではなく、「現地にある素材や職人の技術を使ったモノづくり」だと感じ、起業を決意。レザーやジュート(麻)を使ったバッグや小物を現地で自社生産、日本含め世界中で直営店舗で販売する、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念とした、株式会社マザーハウスを平成18年に設立。バングラデシュから始まった生産体制はインドやネパールなど6か国に広がり、販売国も日本、台湾、香港、パリなど40店舗以上を展開している。(さいたま市出身)

さわやかチャレンジ部門 2名(敬称略・五十音順)

下山せいら(しもやま せいら)

宇都宮大学リサーチアドミニストレータ。高校生の頃からプラナリアの摂食行動についての研究に取り組み、高校生の科学自由研究の世界大会であるISEF(国際学生科学技術フェア)動物部門第1位。現在は宇都宮大学のリサーチアドミニストレータとして、研究の活性化や産学連携強化に尽力している。理系女性研究者のロールモデルとして、研究者を目指す中高生の指導にも取り組んでいる。(上尾市出身)

藤木 和子(ふじき かずこ)

弁護士。聞こえない弟と共に育った「障害」のある人の「きょうだい」の立場、手話ができる弁護士として全国規模で活動中。(「きょうだい」とは男女上下のない「兄弟姉妹」を表す言葉)障害のある人やその家族と関わりながら、家族全体への支援、見落とされがちなきょうだいへの支援に取り組む。障害者のきょうだい(Sibling(シブリング)・兄弟姉妹を表す英語)のコトをきょうだいのコトバで語る「シブコト」をインターネット上で共同運営している。(上尾市出身)

いきいき職場部門 2事業所(五十音順)

株式会社ISPアカデミー(川越市)

教育関連業。職業訓練事業による人材育成を通じ、女性の社会進出・復帰 に大きく貢献。平成元年創業時から、一貫して仕事と子育ての両立支援に取り組み、「女性の働きやすい職場づくり」のパイオニアとしての役割を果たす。パソコンによる在宅ワークや短時間労働の導入はもとより、平成22年には社内に託児所を併設するなど、女性が長く勤められる社風を生んでいる。

ケイアイスター不動産(本庄市)

総合不動産業。平成28年に「不動産業界女性活躍No.1」を掲げ、取組を推進。女性社員がメンバーの「K女ミライプロジェクト」による、働き方改革セミナーの実施や子育て世代向けの住宅開発をはじめ、女性営業社員の産休復帰後の受け皿となる法人営業部署の構築や時短・時差・在宅勤務の充実などを図る。男性が多い不動産業界で働く女性や不動産に興味のある女性を応援したい思いから『ふどうさん女子』というコミュニティを立ち上げ、交流の場を創出するなど、不動産業界のイメージ一新を図っている。

日本最初の公認女性医師 荻野吟子について

荻野吟子は江戸時代末期の嘉永4年(1851年)に現在の熊谷市に生まれ、明治時代に活躍した日本最初の公認女性医師です。不慮の病で男性医師から婦人科の治療を受け、女性医師の必要性を痛感して医師を目指しましたが、当時、女性は医師開業試験の受験が認められていませんでした。制度改正に奔走するなど様々な困難を克服し、医術開業試験に合格して日本で最初の公認女性医師となりました。

報道発表資料(ダウンロードファイル)

「埼玉県荻野吟子賞」表彰候補者の募集を開始しますー男女共同参画に尽力する個人・団体・事業所を表彰しますー(PDF:279KB)

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