埼玉県鉱工業指数について（令和3年4月分、令和2年（2020年）分の概要）

部局名：総務部
課所名：統計課
担当名：経済分析担当
担当者名：星野・久保・新井

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令和3年4月分生産は2か月連続の上昇、出荷は3か月ぶりの上昇

1 概要

令和3年4月の生産指数は、生産用機械工業、汎用機械工業などの上昇により2か月連続の上昇となりました。
出荷指数は、生産用機械工業、輸送機械工業などの上昇により3か月ぶりの上昇となりました。
在庫指数は3か月ぶりの低下、在庫率指数は2か月連続の低下となっています。
なお、令和2年の年間補正を行なったことに伴い、令和2年1月から令和3年3月までの指数を再計算しています。

埼玉県鉱工業指数（令和3年4月分） (平成27年=100)
	指数	前月比（％）	前年同月比（％）
生産	92.5	2.9	8.1
出荷	89.9	6.6	6.9
在庫	84.1	-0.8	-5.7
在庫率	96.5	-1.0	-15.5

2 業種・品目別動向（生産・出荷23業種、在庫20業種）

＜生産＞上昇・15業種、低下・8業種

半導体製造装置などを含む生産用機械工業、空気圧機器などを含む汎用機械工業など15業種で上昇しました。

一方で、スイッチング電源などを含む電子部品・デバイス工業、医療用機械器具などを含む業務用機械工業などの業種で低下しました。

＜出荷＞上昇・17業種、低下・6業種

半導体製造装置などを含む生産用機械工業、乗用車などを含む輸送機械工業など17業種で上昇しました。

一方で、化粧品などを含む化学工業、段ボール原紙などを含むパルプ・紙・紙加工品工業などの業種で低下しました。

＜在庫＞上昇・10業種、低下・10業種

プラスチック製容器などを含むプラスチック製品工業、普通鋼小形棒鋼などを含む鉄鋼業など10業種で低下しました。

一方で、段ボール原紙などを含むパルプ・紙・紙加工品工業、鉛蓄電池などを含む電気機械工業などで上昇しました。

令和2年（2020年）分の概要生産、出荷ともに2年連続の低下

1 概要

令和2年（令和2年1月～令和2年12月）分の生産指数は、輸送機械工業、生産用機械工業などの低下により2年連続の低下となりました。
出荷指数は、輸送機械工業、生産用機械工業などの低下により2年連続の低下となりました。
在庫指数は3年連続の低下、在庫率指数は3年連続の上昇となっています。

埼玉県鉱工業指数（令和2年）（平成27年＝100）
	令和元年	令和2年	前年比（％）
生産	96.4	84.3	-12.6
出荷	96.2	82.8	-13.9
在庫	88.3	84.5	-4.3
在庫率	96.0	107.3	11.8

2 四半期別の動向

＜生産＞

第1四半期及び第2四半期で低下、第3四半期及び第4四半期で上昇となっています。

＜出荷＞

第1四半期、第2四半期及び第3四半期で低下、第4四半期で上昇となっています。

＜在庫＞

第1四半期で上昇、第2四半期、第3四半期及び第4四半期で低下となっています。

＜在庫率＞

第1四半期及び第2四半期で上昇、第3四半期及び第4四半期で低下となっています。

埼玉県鉱工業指数（令和2年四半期別）（平成27年＝100）
	令和2年第1四半期	令和2年第2四半期	令和2年第3四半期	令和2年第3四半期
生産指数	89.8	80.2	81.3	85.7
生産指数増減率（％）	-4.3	-10.7	1.4	5.4
出荷指数	88.1	80.5	79.7	82.9
出荷指数増減率（％）	-4.6	-8.6	-1.0	4.0
在庫指数	90.5	87.3	86.8	84.9
在庫指数増減率（％）	3.2	-3.5	-0.6	-2.2
在庫率指数	102.6	114.6	110.7	100.7
在庫率指数増減率（％）	6.0	11.7	-3.4	-9.0