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掲載日:2023年11月21日
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訪問日
令和2年8月5日(水曜日)
訪問地域
秩父地域(横瀬町、秩父市、小鹿野町)
訪問先
「よこらぼ」は、横瀬町が民間のアイデアと地域資源を掛け合わせて地域活性化につなげる取組で、「横瀬町とコラボする研究所」の略称です。
企業や団体、個人などがプロジェクトを提案し、審査会を経て採択しています。
平成28年10月にスタートして76件(令和2年6月30日現在)のプロジェクトが採択されています。
知事は、Area898内を視察し、よこらぼの取組について説明を受けた後、横瀬町長やよこらぼで採択されたプロジェクトを行っている方々と意見交換を行いました。
訪問会場(Area898)について説明を受ける
働くことや生き方を学ぶ「はたらクラス」について、参加されたお子さんたちの反応はいかがですか。
アンケートの結果、楽しかったというポジティブなものが多くありました。
デザイナーに初めて会ったなど、今まで知らなかった人との接点を作れたのは価値があったのではないかと思っています。
コミュニティスペース’さくらんぼ’は、小学生の居場所としても機能していて、畳の部屋で宿題をしたりして過ごしています。
お母さん方もここなら安心なのでみんな預けていきます。
コミュニティスペースでの高齢者の方々の反応はいかがですか。
‘さくらんぼ’は坂の上にあり、その下には近くに川があります。昨年、台風第19号が上陸して川が増水した時に、高齢の方は自分たちで坂を上るのが厳しい状況だったので、私たちの車に乗せて一時的に’さくらんぼ’へ避難してもらいました。
その際に、「助かりました」と声を掛けていただきまました。
コミュニティスペースの’さくらんぼ’が避難場所として使われたお話は意外でした。
高齢の方が避難できずに諦めてしまうという話も聞いていましたので、有り難い存在だと思います。
平成16年9月に創業した日本初のウイスキー専業メーカーです。
同社のウイスキーは、英国のウイスキーコンテストで4年連続世界最高賞を受賞しています。
国内外からの高まる需要に備えるため、令和元年10月に第二蒸溜所を建設し、生産量を拡大しています。
知事は、秩父みどりが丘工業団地と会社の概要について説明を受け、蒸溜所を視察した後、役員や社員の方などと意見交換を行いました。その後第二蒸溜所も視察しました。
蒸溜所について説明を受ける
コロナ禍でのウイスキーの販売状況はいかがですか。
飲食店での売上げは落ちていますが、元々供給量が少なかったので、今まで手に入れられなかった人たちが買ってくれています。
販売店向けの売上げが伸びているので、結果として影響を受けていない状況です。
貯蔵庫を見せていただきましたが、ワイン樽を使って熟成しているものなど、様々な樽がありました。樽は定期的に買い付けているのですか。
そうです。今見ていただいたのは、第一貯蔵庫ですが、第六貯蔵庫まであって樽の数は全部で大体1万樽以上あります。
皆さんの気持ちがしっかりとそれぞれの樽に込められていると感じました。
イチローズモルトは、海外から来られた方にも誇れる埼玉県の資産だと思っています。
小鹿野高等学校は、「竹あかりプロジェクト」をはじめ同町の文化やスポーツを体験する「山村留学」など地域に根差した学校づくりを推進しています。
「竹あかりプロジェクト」は、生徒会が中心となって地元住民等と連携して地域の活性化に貢献する取組です。
これまでに、地元の尾ノ内百景氷柱ライトアップでの展示のほか、秩父鉄道とのコラボ企画「地域も心も照らす~SL竹あかり号~」の運行など数々のイベントを実施しています。
知事は、小鹿野高校や「竹あかりプロジェクト」の説明を受けた後、校長、教員や生徒の方々と意見交換を行いました。
生徒から竹あかりを贈られる
今日はすばらしいお出迎えをいただいたことに感謝申し上げます。
「竹あかりプロジェクト」は、生徒会の生徒がやりたいと言い出して取組が始まり、さらに竹あかり同好会ができました。
生徒たちの想いを教員が汲んで、生徒と教員が和気あいあいとした関係の中で取り組み続けた結果、すばらしいものになったのだと思います。
文化祭の準備や自分の勉強など、多忙な中での準備は苦労も多いですが、竹あかりイベントを実施した時に地域の人たちから声をかけていただいて、生徒も本当にやってよかったと感じています。
地元を元気づけるために頑張っている小鹿野高校の皆さんは、地域の皆様にとっての誇りだと思います。
(目の前に置かれていた竹炭を見て)これは、竹あかりを炭焼きしたものですか。消臭効果などがありますよね。
はい。そうした効果もあります。
今日参加されている生徒の皆さんの中で、竹あかりサークルに入っている人は何人ぐらいいますか。
3年生は全員、2年生は生徒会活動の一環としてやっています。
皆さんにお願いです。竹あかりは日本全国に誇れるものですので、この伝統をしっかり引き継いで続けていっていただきたいと思います。
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