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掲載日:2026年7月15日

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知事記者会見 令和8年7月14日

知事記者会見動画【全体:YouTube】
知事会見パネル(PDF:3,451KB)

 知事発表

渋沢MIX開業1年の成果【該当部分動画(YouTube)】

知事

  本日は何点か御報告をさせていただきます。はじめに、7月25日にオープン1周年を迎えることになるイノベーション創出拠点「渋沢MIX」について御報告いたします。渋沢MIXでは、「オープンイノベーションの創出・促進」、そして「スタートアップの創出・成長支援」、「イノベーションを担う人材の育成」の三つのコンセプトを掲げ、事業者のマッチングや様々な取組を支援してまいりました。この1年間の「渋沢MIXの実績」ですが、6月末時点で会員数916者、施設の利用者総数は延べ1万5,094人に上り、多様な企業や人材が集う場となっています。また、イベントの開催は延べで222件、平均して月20回以上開催しており、継続的な交流の場として機能しております。さらに、会員から専門人材への相談は556件で、マッチング数も136件となっており、渋沢MIXを起点として、新たな出会いやつながりが生まれている状況であります。
  次に、「渋沢MIXの主な支援事例」について御報告いたします。渋沢MIXでは、先ほど申し上げた三つのコンセプトに沿って、オープンイノベーションプログラム「Canvas(キャンバス)」、スタートアップ創出・成長支援プログラム「S4(エスフォー)」、学生向け起業伴走プログラム「GAKU∞STA(ガクスタ)」を実施しております。まず、「Canvas」における支援事例として、株式会社協同商事と株式会社ビオックの協業により生まれた地産クラフトビールを御紹介いたします。このプロジェクトは、従来の工程によらず、大麦と麹菌を組み合わせた新たなビール醸造プロセスの開発に取り組み、プロトタイプの完成に至ったものであります。現在、令和8年度中の商品化を目指し、更なる研究開発が進められています。次に、スタートアップの起業や事業成長を後押しする「S4」のプログラムで支援を行ったスタートアップである株式会社Every WiLL(エブリウィル)を紹介します。同社は配送員が複数の荷物をまとめて置き、個人が報酬を対価に荷物を取りに行くシェアリングプラットフォーム「トリイク」を展開しており、「S4」プログラムを通じ、投資家との面談を重ね、資金の調達につながったというものであります。最後に、学生対象のビジネスアイデア事業化を目指す起業伴走プログラム「GAKU∞STA」支援事例として、最終成果発表会で最優秀賞を受賞した木村直人(きむらなおと)さんを紹介いたします。木村氏は、「GAKU∞STA」プログラムにおける建設現場での実証などを通じて、自社プロダクトである現場教育AIの価値の検証に取り組むことにより、現場の課題を起点に理論を組み立て、プロダクトを作るという開発姿勢を学ばれました。また、ゼネコンや住宅メーカー、埼玉の起業家コミュニティなどとの新たな関係を構築し、現在は自治体やゼネコンとの実証実験を開始するなど、着実に活躍の場を広げております。なお、令和8年度も各プログラムが進行中であります。渋沢MIXホームページからエントリーなどの御確認をしていただいた上で、積極的な応募をお待ち申し上げます。
  次に、資金面で支援を行っている「埼玉県渋沢MIXイノベーション創出支援ファンド」についてであります。令和7年3月31日、埼玉県渋沢MIXイノベーション創出支援ファンドが創立されました。県内金融機関等に出資いただいた総額は10億6千万円に上っており、6月末現在の投資実行件数は10件、総額は約3億6百万円となっています。引き続き県内金融機関等と連携し、このファンドの運営を通じ、県内産業の持続的な発展や新たな産業イノベーション創出を図ってまいります。
  次に、「渋沢MIXをハブとした海外連携」について御説明します。県内企業と海外企業との協業につなげるため、渋沢MIXでは、海外支援機関との連携を推進し、オンラインも活用してセミナーやピッチイベントを実施しております。令和7年度はドイツ、ウズベキスタン、あるいは中東などに進出するためのセミナーを渋沢MIXで開催しました。令和8年度の主な連携事業としては今月にアメリカのスタートアップ支援に向けたアクセラレーターが来日し、県内企業を対象に海外進出向けの英語ピッチの実践イベントを行います。英語ピッチ指導、メンタリング、発表会まで行う1DAYセッションを渋沢MIXで行うものであります。また、10月以降には、私が昨年度訪問いたしましたシンガポールの支援機関において、県内企業と現地企業との協業を促進するためのピッチイベントの実施や現地イノベーション関連イベントの視察などを予定しております。さらには、中東、アラブ首長国連邦のアブダビに拠点を置く支援機関「Hub71(ハブセブンティーワン)」との連携により、同地域のスタートアップエコシステムの現状など、県内企業の皆様に有益な情報となるオンラインセミナーの開催を企画しております。こうした海外連携を進める上で、渋沢MIXはハブ&スポークの中心的な存在となります。渋沢MIXがハブとなって、県内企業、あるいはそこから海外への支援機関、スタートアップなど多様な主体をつなぎ、更にそこから各国のネットワークへと広がるスポークが伸びていくことを期待しております。
  次に「渋沢MIX 1周年記念イベント」についてお知らせさせていただきます。渋沢MIXの開設1周年を記念し、「SHIBUSAWA MIX 1st ANNIVERSARY FES(シブサワミックス・ファースト・アニバーサリー・フェス)」と題し、各種イベントを7月21日より27日まで開催いたします。イベント概要ですが、まずは、期間限定展示を行います。7月21日から27日までの期間、1年間の成果や三つのコンセプトに基づくプログラムの令和7年度採択者のプロダクト等の展示を行います。また23日から25日までの3日間には、三つのコンセプトに連動した特別プログラムを実施します。さらに、開設からちょうど1周年の25日には、「MIX Anniversary Night(ミックス・アニバーサリー・ナイト)」と称した1周年を祝う交流パーティーを開催いたします。イベントの詳細や申込みは、こちらの二次元コード若しくは渋沢MIXのホームページより御覧いただきたいと思います。
  1周年記念イベントのうち、特別プログラムと交流パーティーについて概要を御紹介します。特別プログラム1日目は、「イノベーション人材DAY」と称して、15歳から25歳までの起業あるいはビジネスを志す高校生、大学生、若手社会人などを対象に、起業やビジネスの基礎や考え方を学ぶワークショップを開催します。2日目は、「オープンイノベーションDAY」として、自治体との共創を目指す会員事業者が自治体に向けてピッチを行い、登壇自治体職員からフィードバックなどを行うイベントです。3日目は、「スタートアップDAY」として、埼玉県出身で、「BAKUNE(バクネ)」の疲労回復パジャマで話題の株式会社TENTIAL(テンシャル)代表取締役CEO中西裕太郎(なかにしゆうたろう)氏と渋沢MIXのチーフコミュニティマネージャーの星野氏によるトークセッションを行います。そして17時半からは、私も参加をして、カジュアルな交流パーティー「MIX Anniversary Night」を開催します。是非多くの方に渋沢MIX1周年記念イベントに御参加いただき、交流を通じ新たなイノベーションを生み出す契機としていただきたいと思います。皆様のお申込みをお待ち申し上げます。

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新たなコアラ2頭の仲間入りについて【該当部分動画(YouTube)】

知事

  次に、埼玉県こども動物自然公園に新たにコアラ2頭が仲間入りすることについて報告いたします。本年は、埼玉県にコアラが初めてやってきてから40周年の節目の年です。コアラ来園40周年に向けて、オーストラリア、クイーンズランド州と新しいコアラの受入れを調整してまいりましたが、このたび新たに2頭のコアラが来園することとなりました。埼玉県とコアラの歴史は1984年、クイーンズランド州と姉妹提携を締結したことに始まり、86年友好のあかしとして初めてオス2頭のコアラが来園しました。そして、翌87年にはメス4頭も来園し、その後、2015年には姉妹提携30周年を記念し新たにオス1頭、メス2頭の合計3頭が来園いたしました。そして、本年、コアラ来園40年目の節目を迎え、クイーンズランド州ドリームワールド動物園よりオス1頭、メス1頭の合計2頭を寄贈いただくこととなりました。
  さて今回、寄贈される予定のコアラ、(パネルを示して)こちらです。コアラの健康管理や検疫上の都合により最終的に変更の可能性はありますが、現時点ではこの2頭であります。左の今いる8頭に加え、今回新しく2頭を加えて、こども動物自然公園のコアラは10頭になります。2頭の名前は、ドリームワールド動物園で名付けられていた名前、アーノルドくんとバブルスちゃんであります。皆様に親しまれることを願っています。
  次に一般公開などについてです。コアラ一般公開は8月22日土曜日10時半からとなりますので、多くの方にお越しいただきたいと思います。一般公開に先立ち、同日9時からコアラ来園記念式典を開催いたします。日豪友好のあかしとして、クイーンズランド州政府駐日代表や、在日オーストラリア大使館関係者を招待しております。
  次に、コアラ来園40周年記念イベントです。2頭のコアラのお披露目となる8月22日から10月25日までの約2か月間、コアラ来園40周年を記念したイベントを実施します。ちなみに10月25日は、日本に初めてコアラが来た日であることからコアラの日と呼ばれているそうです。一般公開初日、8月22日には、オリジナル記念デザインの「コアラのマーチ」を先着500名様にプレゼントいたします。また、イベント期間中の金・土・日・祝日には、(パネルを示して)この「40周年記念限定ステッカー」を先着200名様に無料で配布いたしますが、イベント初日の22日と終盤の10月24、25日は、配布を500名様に増やしてプレゼントいたします。そのほかにも、ここでしか買えないコアラのぬいぐるみや、Tシャツ、エコバッグなど、コアラグッズの販売を行います。また、イベント期間最終盤、10月24日、25日にはオーストラリアフェアを開催し、アボリジニアート、民族楽器ディジュリドゥの体験企画やオーストラリアの動物を中心としたグッズ販売など、オーストラリアを満喫できる企画を用意しています。イベントの詳細は今後こども動物自然公園ホームページなどで随時情報発信してまいりますので、お楽しみにしてください。

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クビアカツヤカミキリ被害防止キャンペーン!【該当部分動画(YouTube)】

知事

  次に、以前の会見でもお話ししましたが、現在県では特定外来生物クビアカツヤカミキリによるサクラやウメの被害が拡大しており、今年の夏も成虫の飛散、産卵等による被害拡大の恐れがあります。今は正に成虫発生期であるため、県民の皆様に御協力いただき、集中的防除を進めるため、クビアカツヤカミキリ被害防止キャンペーンを行います。県では、発生状況の把握として、現在、公園や河川敷などに植えられている身近なサクラの木などを対象として、県民の皆様に御参加いただき、県内における発生状況を報告していただく「クビアカツヤカミキリ発見大調査2026」を実施中であります。クビアカツヤカミキリの成虫や、幼虫が樹木を食べた際に排出する木くずとフンが混ざったフラスなどの発生を確認したら、写真を撮って、スマートフォンにより県の報告フォームより御報告いただきたいと思います。また、メールや郵送でも御報告いただけますので、是非御協力ください。なお、成虫を発見した場合には、生きたまま運んだり、あるいは他の場所に放すことは決してしないようにお願いいたします。その場で踏みつけるなどによって駆除をお願いいたします。また発生がまだ確認されていない地域の皆様におかれましても、発生していませんという情報も状況把握には重要なので、是非この県の報告フォームから御報告いただきたいと思います。この発見大調査は、成虫の発生期、産卵期である8月31日までを集中調査期間として実施中ですが、8月31日以降も報告は受け付けております。さらに、スマートフォンから御報告いただいた内容は、県ホームページの「埼玉県クビアカツヤカミキリ発見大調査スマホで報告公開マップ」にリアルタイムで反映されます。公開マップを拡大すると、今、正にクビアカツヤカミキリが発生している具体的な場所をお送りいただいた写真と共に可視化できるため、発生状況を早期に把握し、地域での早期防除に活用していただきたいと思います。県や市町村においても、マップの情報を有効活用し、被害木の早期発見・早期防除を進めてまいります。早期発見・早期防除の実施には、県民の皆様からの情報提供が大変重要でありますので、是非発見大調査への引き続きの御協力をお願い申し上げます。

  次に、全県的なクビアカツヤカミキリ防除に向けての取組を御紹介させてください。まずは、住民参加による防除の取組です。本庄市では6月に地元団体が地域のサクラを守るため、住民参加による捕殺イベントを開催し、景品の提供について地元企業が協賛する仕組みでクビアカツヤカミキリ防除を展開しております。また、越生町のほか、複数の自治体では、住民参加を促す形で防除イベントや捕殺奨励事業を実施しており、住民の皆様に対策の必要性を周知し、地域一体で防除の取組を展開しています。さらに、官民連携の取組といたしましては、株式会社SUBARUが北本市と連携し、市が管理する桜並木において共同で防除を実施する活動が始まっています。県としては、このような取組も含め、全県的な防除を8月までの成虫発生期、産卵期、11月までの幼虫活動期に合わせて、集中的かつ広域的に実施し、新規被害木発生を抑制するため、新たに策定した「埼玉県クビアカツヤカミキリ防除実施計画」と、6月定例会で成立いたしました補正予算とを両輪として、緊急対策を進めてまいります。計画には県、市町村、県民等が連携した防除実施体制を構築することや、県内一丸となった広域的な防除の推進などを盛り込んでいます。また、補正予算により、県及び市町村管理施設における緊急防除を実施するとともに、市町村への補助制度を拡充し、市町村を通じた住民参加による防除を支援してまいります。このような取組は全国でも例がない迅速かつ大規模なものであり、県としては、県管理施設における防除を進めるとともに、全市町村での防除をしっかりと呼び掛けてまいりたいと考えております。県としては、本県のサクラやウメなどの貴重な景観を守るべく、危機感を持って全県的取組を進めてまいります。県民の皆様におかれましても、被害の発見や防除の実施につきまして、重ねて御協力をお願い申し上げます。

テレ玉

  発表項目についてそれぞれ1点ずつ質問させていただけたらと思います。まずは渋沢MIXの関連で1周年を迎えるというところで、会員数やマッチング数など、資料の方にもあるかと思うのですけれども、この数字を知事としてはどのように評価されているのかというところと、あとは2周年に向けて、期待する成果などを教えていただけたらと思います。

知事

  まず、この1周年を迎えるに当たって本当に多くの皆様に御協力をいただいて、結果ありがたいことに、会員数、来訪者数、いずれも順調に伸びたと思っています。また多様な企業、人材が日常的に集う拠点として着実に認知も広がってきているのではないかと思っています。また、毎月20回以上のイベントの開催であったり、専門人材による相談、マッチングの実施などを通じて、これまでになかった出会い、つながりが生まれて、交流から共に創る共創へという動きが着実に芽生えているのではないかと思っています。また、三つのコンセプトごとに実施している各プログラムも、共創プログラムの立ち上がりやスタートアップの資金調達など、具体的な成果もまだ1年ではありますけれども出てきており、評価できるのではないかと思います。他方で、2周年に向けてということも含めてですけれども、その動きを一過性のものにしてはならないと思っています。実際の事業化や地域課題の解決といった目に見える成果を更に上げていくということは、今後の重要な課題だと思っています。私はやはり、埼玉県の産業が元気になり、また人材が参加していくためには、渋沢MIXを核として、新たな価値、イノベーションが持続的に生まれるエコシステムを作るとともに、適切にそのときそのときの課題を踏まえながら、そこに対応できる答えが渋沢MIXから出ていくような、そんな礎を作ることが大切だと思っています。またこの令和8年度、先ほどお話もさせていただきましたが、2年目を迎える中で、量の拡大をこれまでしてきましたけれども、ここからは質の向上へと徐々に軸足を移す必要があると考えており、目指すべき姿を戦略的に、令和8年度戦略を策定して明確にするとともに、成果の可視化・検証を行うことが大切で、この検証を基にして新たな展開が成し遂げられると思っています。また連携先となる国の支援機関とのネットワークを構築して、ピッチイベントやセミナーの開催、参加企業のフォローアップをすることで、渋沢MIXの中でのオープンイノベーションから、ここをハブ&スポークとして、より横のつながり、あるいは海外に向けたつながりを大きく広げる中で、多様なプレーヤーがこの渋沢MIXを拠点とし、あるいはハブとして、あるいはスポークとして利用する、新たな価値が生まれていく、そんな拠点にしていくことが必要と考えており、そのために力を入れてまいりたいと思っています。

テレ玉

  続いて1項目飛んでクビアカツヤカミキリの関係で伺えたらと思います。6月議会で補正予算を組んでいて成立しているかと思うのですけれども、知事としてやはり今年の夏というのが被害防止の正念場として捉えているかと思います。知事の向き合い方としてのお気持ちと、あと北本市との企業連携とかはあるかと思うのですけれども、県として官民連携を今後進めるような考え等があるのか、あれば伺いたいと思います。

知事

  まず正念場であるのではないかという思いという御指摘いただきまして、そのとおりであります。本来というか通常、我々こういった事業につきましては一般論で申し上げれば、当初予算にこれを上程して組ませていただき、そして丁寧に、市町村を含めて関係するステークホルダーと協調していくということが行われます。ところが今回、補正予算で、しかも金額も11億を超えるという他の都道府県で例を見ないような額、あるいは規模を組ませていただいたというのは、正に危機感の裏返しであると同時に、これは虫でありますので、我々の年度予算に応じて、そこで育成のサイクルができるというわけじゃないので、したがってこの夏、成虫がこどもを産む、あるいは越冬している間に駆除する、こういったことが必要なので、正にこの瞬間に、ばらばらに資源を投入するのではなくて、やはり集中的に投入をするということが効果的ではないかというふうに考えたためであり、だからこそ、逆に言えば、住民の皆さんへの御協力等もお願いさせていただくというものであります。なお、今回、市町村が民間企業との連携、先ほど御指摘を頂きました。これは実はやはりクビアカツヤカミキリは地域、地域における連携での対応が必要だと考えていますが、その一方で、市町村を越えて広がりがございますので、そこにつきましては、県が調整役を果たすということを考えています。まずは、それぞれの捕殺、あるいは対策における現地での環境を整えるために、官民連携を進めていただきたいと考えており、その後、必要であれば、是非、官民での連携を県としても検討したいと考えます。

テレ玉

  最後にコアラの関係を伺えたらと思います。40周年の節目を迎えたというところで、新たに2頭が仲間入りをしました。県として、知事はコアラの存在をどのような存在だと考えているかというところと、あとクイーンズランド州との姉妹提携の象徴というところもあるかと思うのですけれど、今回の受入れをきっかけに交流を更に広げるかどうかお考えを伺えたらと思います。

知事

  国内でコアラを飼育している動物園は、埼玉県こども動物自然公園以外は、実は6か所しかありません。この関東以北でも、こども動物自然公園以外で言えば2か所しかない、つまりこども動物自然公園を入れて3か所ということで貴重な場所であり、その一方でコアラは恐らく多くのこどもたちに親しまれている、外観等から見ても、また愛らしい仕草などから見ても、すごく親しまれているところだというふうに私は思いますので、そんな彼らに出会える動物公園ということで、県にとっても大いに誇りであります。またこの御質問とクイーンズランドとの関係の両方に係るのですけれども、実はコアラの飼育について、オーストラリア側は単に言わば外貨稼ぎとかそういったことではなくて、コアラを大切にきちんと育ててくれる技術や環境を重視しています。そういった中で、我々がコアラの飼育に実績を上げてきたことが、例えばクオッカの寄贈にもつながったという実績もございます。そういった意味で、コアラを大切にし、コアラを育み、コアラと触れ合う、こんな公園のコンセプトが多くの皆様に支えられたからこそ、クイーンズランドとの更なる関係の強化に私はつながったのではないかというふうに思っています。今回、クイーンズランド州との関係が40年以上にわたる交流が基礎となりました。また今年、日豪友好協力基本条約締結50周年という節目の年でもあります。そんなときに、このコアラ来園40周年を大々的に祝うということは、私たちとオーストラリア、ひいてはクイーンズランド州と埼玉県の関係を強化することになりますが、これはコアラだけに限らず、文化、教育、観光、産業分野など幅広い交流の発展につなげていくことを期待しています。

埼玉

  渋沢MIXについて1点お伺いします。オープンイノベーションの部分で、進捗管理ですとか、成果のばらつきみたいなところが1年目の課題だったという声も聞いております。それを受けて県としても支援プログラムの期間に幅を持たせたり、マッチングの期間とインキュベーションの期間をしっかり分けて、2段ロケットのような施策を展開、今年度「Canvas」でしたか、展開されているかと承知しております。先ほど知事のお話の中でもそのときそのときの礎になるものを生み出していけるような施設にというお話もありましたが、支援プログラムのブラッシュアップの今後の仕方みたいなところについて知事のお考えをお聞かせください。

知事

  まず先ほどお話をさせていただいたように、今後、量の拡大から質の向上へということで、単にそのマッチングができればいいというふうにはならないのだろうというふうに思います。また施設の利用者にお伺いしても「新たな情報や気づきを得るため」とか、あるいは「協業先を探すため」というのが実はすごく多いのですね。つまり、渋沢MIXに求めているのはオープンイノベーションが実は1番多いというふうに思っています。現時点では、全体の皆様のアンケートで77パーセントの方に満足というふうに言っていただいておりますので、高い評価を頂いているとはいうものの、御指摘のように、それぞれの段階でのマッチングであったり、あるいはその正にオープンイノベーションができた段階での支援プログラム、こういったものも必要であるというふうに考えており、現時点では、我々といたしましては、この一つ一つ点検しながらブラッシュアップを図っていくということが必要だと思っており、例えば量的な支援プログラムの拡充とか、こういったものについて先ほど申し上げたように、量から質ですから、まずはそれを検討させていただいて、より効果的なものにつなげられるようにということを判断した上で、来年度につなげたいと考えています。

時事

  私はコアラの件で質問させていただきます。今回2頭が新たに迎えられるということで、計10頭の飼育になると思うのですけれど、この10頭の飼育というのは国内の動物園の中ではどれくらいに多い数字になるのでしょうか。

知事

  これは担当からお話をさせていただきます。

都市整備部

  はい、先ほど知事から(説明が)ありましたとおり、国内ではこども動物自然公園を含めまして7動物園でコアラが飼育されております。1番飼育頭数が多いのが、鹿児島県にある動物園でそちらが約20頭でございまして、今回埼玉県でこの2頭のコアラを受けますと合計10頭となります。我々の方で把握している頭数とすると、国内では2番目の頭数の動物園になると考えております。

時事

  数字の関係でもう1点だけなのですけれども、もし分かればということで結構なのですけれども、国内のコアラの数としては全体で何頭居るのでしょうか。

都市整備部

  はい、私どもで把握しておりますのが、令和7年12月現在、7動物園で61頭のコアラがいることを確認しております。

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 幹事社質問

林大臣の県内視察について【該当部分動画(YouTube)】

テレ玉

  今月11日に林総務大臣が県内3か所の視察に来られたかと思います。渋沢MIXと白岡市役所、そして宮代町の新しい村、この3か所かと思います。3か所が選出された理由と、大臣とのやりとりを受けて、今後、国と連携するに当たってのヒントになるようなことがあったかどうか伺えたらと思います。

知事

  まず選出された理由からお答えいたします。11日に林総務大臣にお越しいただきました。そこでは、現場の声を施策に反映することを目的に、全国各地の取組を視察しているというふうに伺っておりました。そこで、地域の特色ある取組や課題を把握するために適した箇所を総務省と協議しながら選定いたしました。具体的に申し上げると、渋沢MIXにつきましては、様々な業種や規模の企業や起業家等の交流マッチングにより、イノベーションを創出する拠点とするため、昨年7月に先ほど申し上げたとおり新たに設置した施設でありますが、極めて交通の便が良い本県の特性を踏まえたハブ機能を有するとともに、人口減少下において地域経済を活性化することを目指す総務省の施策の方向性に合致するということで選定されました。また、2番目の白岡市役所は、昨年5月、市庁舎で火災が発生し、2029年秋の復旧・復興を目指して現在設計を行っているところですが、白岡市からは、庁舎の復旧について、3月に特別交付税などの財政支援要望を林総務大臣宛てに行ったといった経緯もあり、選出いたしました。そして3番目の新しい村は、宮代町が整備した農業と食、自然をテーマにした体験型施設であって、農を通じて人々をつなぐコミュニティ拠点となっております。総務省としても、持続可能な地域づくりのモデルと考えていただけるということで選定いたしました。また、それぞれヒントになるようなことがあったかということですけれども、まず渋沢MIXについては、AIやAR技術を活用しているスタートアップ企業の事例を御紹介したところ、林大臣から「事業の実用化につなげる資金調達を金融機関と一緒に行ってほしい」というコメントを頂き、今後、国からの交付金も活用しながら、県内スタートアップ企業等への更なる支援の充実を図りたいと思っています。また、白岡市役所では庁舎復旧に関し、白岡市より特別交付税の対象期間延長の要望が出されたのに対して、林総務大臣から「実情を丁寧にお伺いし、財政運営に支障がないよう、期間延長のための省令の改正を含めて必要な対応を検討したい」という心強いお言葉を頂きました。庁舎復旧について、今後も国・県で連携して支援したいと思っています。また新しい村については、大臣から「生産者の高齢化や担い手不足などの課題解決に向け、都市部住民ともつながりを持つ取組などを熱心に進められている姿勢に、大変心強く感じた」という評価を頂きました。総務省では地域活力の維持発展のため、様々な形で、住所地以外の地域に持続的に関わる関係人口を充実させる取組を進めているところ、本県においても、係る事例を県内市町村と連携して、数多く作り上げることができればと感じたところであります。

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 その他質問

三郷市議会議員の除名処分に係る審決について【該当部分動画(YouTube)】

テレ玉

  先週金曜日に、三郷市議会議員の除名処分を取り消す審決が県の方で出されたかと思います。こちらについて知事から改めて御説明とお考えを伺えたらと思います。

知事

  まず今回の審決につきましては、県として、まずは専門家の皆様、いわゆる自治紛争処理委員の方々から意見書を頂きました。これを踏まえて、知事として審決をしたところであり、付言と共に審決を下しました。まず除名処分の取消についてですけれども、地方自治法の法解釈によれば、議会の懲罰対象となるのは、議会内における議員の行為に限られるとしておりますが、三郷市議会は、関根和也(せきね かずや)氏の議会外における言動を、懲罰の種類の決定に際し考慮していると判断いたしました。また、議場において関根氏が「官製談合」という言葉を用いたことについては、これは懲罰を受ける事由になると思います。その一方でその発言の趣旨は、自身の言動について釈明を行う中での発言であって、殊更に市長を貶め、侮辱することを目的とした発言とは認められません。このことを踏まえると、三郷市議会の行った除名処分は、先ほど懲罰を受ける事由に当たると申し上げましたけれども、懲罰事由に比較して著しく重く、議会に与えられた裁量権の逸脱、濫用に当たるものと判断し、除名処分を取り消すという審決に至ったものであります。関根氏は、令和7年度に行われた市議会議員選挙において、1,400票を超える得票により議員として当選しており、住民の負託を受けた議員の身分を奪う処分は、慎重に行われるべきだと考えております。その一方で、先ほど付言もさせていただいたというふうに申し上げました。これは報道されている関根氏の行動を戒める趣旨として、自治紛争処理委員が取りまとめた意見書に付されたものであり、住民の負託を受けた議員を除名する処分には至らないと判断した一方で、住民の負託を受けた議員としてふさわしい振る舞いをしていただくべきと考え、審決書にもそのように付言をしたところでございます。

テレ玉

  県内の市町村の議会に対してこういった動きというのはある一定のメッセージがあったかと思うのですけれども、知事として今回の件がどのような影響を及ぼすと考えられるかというところを伺いたいと思います。

知事

  政治的なメッセージは入っていません。審決はそれぞれ個別のケースに際して求めに応じて、自治紛争処理委員等々の意見を踏まえた上で行うものでありますので、個別のケースに対して判断したというものであります。ただ、政治的なメッセージはありませんけれども、そこにもしもメッセージがあるとすれば、多くの住民の皆さんから得票を得た議員、当選した議員でありますけれども、そこに与えられた住民の負託というものは極めて重いものがあるので、やはり議員の身分を奪うという行為は難しい判断になると思います。他方で、先ほど申し上げたとおり、住民の負託を受けた議員である以上、議員としてふさわしい振る舞いをしていただくことも必要であると考え付言もしたということでございますので、メッセージというわけではありませんけれども、議会民主主義における選挙並びに住民の負託が重いということは、私自身、今回意識をしたつもりであります。

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放課後児童クラブ待機児童数について【該当部分動画(YouTube)】

毎日

  本日こども家庭庁の方から、令和8年度の放課後児童クラブの実施状況の速報値が発表されました。いわゆる放課後児童クラブなどの待機児童などのケースについての集計ですけれども、今年5月1日時点の埼玉県内での放課後児童クラブでの待機児童数は1,370人で、昨年度より改善をしていますけれども、東京都に次いで2番目に高い数値となっております。つまり、まだ待機児童が多いというふうな状況になっております。まずその受け止めと、県としていろいろ取り組まれていると思いますけれど、その対策について御所見をお伺いできたらと思います。

知事

  こども家庭庁から発表がございました統計の数値については、我々も把握しております。そういった中で、まず、放課後児童クラブの待機児童数、これは今年の5月1日の数字だと思いますけれども、速報値として出てきたものだというふうに理解しております。この中で、昨年に引き続き、東京都に次いで多い方から2番目というのは、やはり極めて重大に受け止める必要があるというふうに考えていますが、その一方で、待機児童数の減少に努めた市町村も実は多くございまして、例えば八潮市などに至っては86名も減少しているということが見て取れますので、それぞれ個別の市町村における待機児童に関する対応というものを、丁寧に見ていく必要があるのではないかというふうには思いますけれども、その一方で、児童の流入数とか、それぞれの地域を取り巻く要件は必ずしも一緒ではないということも事実でありますので、埼玉県といたしましては、必要な支援をしっかりと行いながら、地域ごとにおける対策というものを後押ししてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、放課後児童クラブは、今、非常に重要な役割を社会の中で果たしているところ、埼玉県としても、埼玉県においてこのように多い状況というのは、やはり改めなければならないと考えており、丁寧に市町村の取組を、それぞれ個別の理由がございますので、それぞれに支援させていただきたいというふうに考えているところでございます。

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渋沢MIXについて【該当部分動画(YouTube)】

朝日

  私は渋沢MIXのことで改めてお聞かせください。先ほど知事は、これからは量の拡大から質の向上を目指していくということで、成果の可視化と検証が大事であるというふうに言及しておられました。そもそも、やはり同じような取組をしている自治体は全国ほかにも多々ある中で、改めまして、この埼玉で起業するメリットというのが果たしてどこにあるのだろうかというところに対する知事の御見解を聞かせていただきたいのと、もう一つは、先ほど成果として、施設利用の人数ですとかイベントの開催数を指標として挙げられたわけですけれども、やはりその起業数つまり起業ですね、どれだけ新しい会社ができるのかというところを、やはり本来であれば最大の目標とすべきなのではないかなというふうに素人的に思うのですが、その辺りの指標の在り方について、その点についても御見解をお聞かせください。

知事

  まず一つ目の、埼玉県における起業のメリットでありますけれども、埼玉県は、昨年におきましても、日本で最も多くの企業がこれは流入と流出の差の流入増の方ですけれども、最も企業の本社数が増えた、そういう県であります。正に埼玉県の魅力というものをお感じいただいているというのは恐らくこの数字から出てくると思います。これをどういうところに魅力を感じていただいているのかといえば、私たちは恐らく、日本でも最も交通の便が良い県の一つであり、流通であるとかあるいは人の往来であるとか、こういったところの便があるということ、それから、多様な産業が存在をしており、協業を行う上で極めて重要であるということ。それから比較的若い、47.8歳(後に訂正:47.9歳)という平均年齢でありますので、比較的(平均年齢の)若い、また埼玉県も非常に暮らしやすい県ということで、労働力の確保と同時に消費地が存在すること、これらが私たちにとっては売りですけれども、これが評価されたということだと思うので、恐らく起業するメリットも同じだと思っています。それから二つ目に、同じようなところがある中で企業を起こした数をKPIにするべきではないかという話がございましたが、これは実は他のいろんなところにあるインキュベーション施設とは全く違います。我々が目指していたのは、起業することではなくて、実は起業した後に人を雇うまでに実は大きくなっていく企業が少ない。やはりそこは、起業した後の段階で、オープンイノベーション、企業と企業、あるいは、財政的に支援するところと企業、あるいは、様々な形で海外との流通産業、こういったところを結び付ける、これがオープンイノベーションでありますので、起業数にはこだわっていないというのが最初からであります。ではそのような中で、実際にオープンイノベーションできましたというのをどう評価するかというのは、実は中々難しく、起業数だとか先ほど言った本社の流入数とか、これは極めて明らかですぐに分かるのですけれども、私たちが目指そうとしていたオープンイノベーションであったり、人材育成であったり、ほかの地域とのハブアンドスポークであるというのは、これを評価するのが非常に難しいといったことがあるために、会員数だったり、あるいはマッチングした数だったり、これを指標として出させていただいているということでございますので、そもそもの目標、どちらかというと実は県内にもインキュベーション、いわゆるふ化させる、新しい企業を作る、こういう施設は県の中にもあるのですね。こういった県の中の施設を全体で縫うように編さんしていって、ここでオープンイノベーションをやっていただく、これが私たちの思いの中の大きい部分。もちろん、三つあるので全部それだけではないのですけれども、必ずしも起こすことだけではなくて、そこから企業として羽ばたいていただいて、人を雇って税金を払ってもらい、海外に羽ばたいていく、こういった企業を育てていきたいというのが私たちの思いであります。

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アライグマの防除計画等について【該当部分動画(YouTube)】

朝日

  これと全く別の話でもう一つお聞きしたいのですけれども、クビアカツヤカミキリと同様に、特定外来生物、県内でアライグマがそういう意味では、クビアカツヤカミキリよりも長い歴史があるといいますか、今ではもう全ての市町村で繁殖する結果になってしまっています。今回のクビアカツヤカミキリの迅速な対応を見る限り、何と言いますか、ある意味逆にアライグマでうまく早めの対応ができなかったからこそ、今、ここまでかなりスピード感を持って取り組まれているのかなというふうにも感じ取れるのですけれども、その辺り、もう既にアライグマの方はもうかなり繁殖してしまっていて、そういう意味ではもう根絶はほぼ不可能に近いというのは、埼玉県に限らず全国どこでもそうなのですけども、その辺り、知事のアライグマの防除計画に関するお考えと、その経験が今回のクビアカツヤカミキリの対応につながったのかどうか、その辺りをお聞かせください。

知事

  アライグマについても、実はもう私の理解では、平成の終わりくらいからずっと県としても対応させていただいていますが、ただ、防除そのものは、確か市町村が責任を持つこととなっています。そういった中で、アライグマについては、正直追いつかなかったといったところがありました。その意味では、今回、クビアカツヤカミキリに生かせるというところはあると思うのですが、ただ、今回のクビアカツヤカミキリ(防除)の埼玉県における特徴は、クビアカツヤカミキリの生態に合わせて、そこのポイントで集中的にやるというのが今回のものでありました。というのは、クビアカツヤカミキリは実は木の中にいて、外から薬剤等を撒いても防除できる確率が低いといったところがあるので、いわゆる、親が出てきて産卵させない、あるいは木の中にいる間にやっつけるというのが、より確度が高いやり方であり、そこに集中的に取り組むということなので、実はアライグマと同じロジックで防除するということではないというふうに私は理解をしています。(終)

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