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掲載日:2024年6月5日
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知事
私の方から、今日は熱中症予防について御報告させていただきたいと思います。昨年度の熱中症による救急搬送者数は5,719名で、東京都、大阪府に次いで全国3番目に多い搬送者数でありました。搬送者の内訳を見ますと、年代別には、65歳以上が53.6パーセントを占め、発生場所では住居等が38.4パーセントと最も高かったとの統計があります。熱中症対策については、これまでも普及啓発等に取り組んでまいりました。全国的に熱中症による死亡者数の5年移動平均が、平成27年から令和3年まで、いずれも1,000人を超えており、高い水準で推移しています。さらに、日本の年平均気温も上昇傾向にあることから、環境省では、今年4月気候変動適応法を改正し、2つの警戒アラートを法に位置付けました。
1つ目は、「熱中症警戒アラート」であります。これは、熱中症の危険性についての「気づき」を呼び掛け、予防の行動を促すものであります。県内には暑さ指数の観測地点が、8地点ありますが、これらのいずれかで、翌日あるいは当日の日最高(にちさいこう)暑さ指数が33に達すると予測される場合、環境省と気象庁から共同で埼玉県(に)熱中症警戒アラートが発表されることとなります。熱中症警戒アラートが発表されたときに、皆様にお願いしたい熱中症予防のポイントを3つ御紹介いたします。1つ目は、エアコン等で涼しい環境をつくっていただき、そこで過ごすこと。2つ目は、こまめに水分補給を行っていただくこと。そして3つ(目)は、やはりこまめな休憩(を取っていただくこと)であります。また、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感等、「おかしい」と思ったら病院を受診していただきたいと思います。さらに、熱中症にかかりやすいお子様やシニアの方々には、御家族、あるいは周囲の方から、是非見守りや声掛けをお願い申し上げます。
2つ目は、今年度新設された「熱中症特別警戒アラート」であります。今年度からでありますので、是非お気を付けいただきたいと思います。過去に例のない危険な暑さが想定され、健康に重大な被害が生じるおそれがある場合、命を守る行動をお願いするものであります。熱中症特別警戒アラートは、県内にある暑さ指数の(すべての)観測地点において、翌日の日最高(にちさいこう)暑さ指数が35に達すると予測される場合に、埼玉県(に)熱中症特別警戒アラートとして発表がなされます。熱中症特別警戒アラートが発表された場合、県民の皆様には、熱中症予防対策の徹底として特に2つのポイントをお願いしたいと思います。1つ目は、先ほどの警戒アラートの方でもありましたが、必ず涼しい場所でお過ごしいただきたいと思います。自宅等ではエアコン等を使っていただきたいと思いますが、御自宅にエアコンがない等の場合には、地域で指定が進められている「指定暑熱避難施設」、いわゆる「クーリングシェルター」を活用していただきたいと思います。現在、県内17自治体で既に指定が行われており、順次拡大する予定であります。また、2つ目、イベントの主催者へのお願いですけれども、熱中症対策等を徹底できない場合には、イベント主催者は、イベント等の中止、延期、変更の判断をしていただきたいと思います。難しい判断となる場合もあろうかとは思いますが、命を守るためであります。御英断をお願いいたします。
続いて、本県では、民間の事業者、企業と連携して、県民に熱中症予防の呼び掛けを行っているので、御紹介いたします。県が指定する「まちのクールオアシス」は、熱中症予防を目的として、冷房の入ったスペースを一時的な休息場所として御提供いただくものであります。協力を頂ける施設にはステッカーが貼ってありますので、目印にしていただき、暑さの厳しい日に外出した場合には是非御利用いただきたいと思います。また、「まちのクールナビスポット」では、熱中症予防情報を提供いただく施設でありますが、こちらの協力施設にもステッカー等が貼ってあります。また、まちのクールナビスポットに協力を頂く施設のうち、セブン-イレブン、ファミリーマート並びにローソンでは店内のドリンク用ショーケースに水分補給を呼び掛けるポップを掲示し、来店された方に熱中症対策の注意喚起を行っていただく予定となっています。さらに今月14日より、セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂が埼玉県との包括連携協定に基づき、県内のセブンイレブン、イトーヨーカドー及びアリオにおいて「彩の国フェア」を開催いたします。フェア中7か所の会場で来店者が参加する熱中症予防イベントを開催いたします。参加者には景品も用意していますので、是非御参加いただきたいと思います。
最後に、熱中症対策のお役立ち情報を4つ御紹介します。1つ目は、『熱中症予防の合言葉「さ・い・た・ま」リーフレット』であります。リーフレットは、「さ」3食しっかり食べましょう。「い」意識して水分を取りましょう。「た」たっぷり良い睡眠を取りましょう。「ま」まずはエアコンを使用しましょう。という、この4つの視点から熱中症予防策を紹介しています。熱中症による救急搬送者数のうち、半数以上が65歳以上であることから、特にシニアの方はリーフレットを参考に、熱中症予防に取り組んでいただきたいと思います。リーフレットは、「熱中症予防の合言葉」で検索していただき、埼玉県の公式ホームページからダウンロードすることができますので、是非部屋の目に付く場所に貼る等して、御活用をお願いいたします。2つ目に、管理栄養士が紹介する「食」の面からの熱中症予防のYouTube動画を『埼玉県公式チャンネル「サイタマどうが」』で公開しています。水分補給のポイントや、包丁や火を使わない簡単な調理で水分が取れるレシピ等を動画で紹介しています。YouTubeで、「高齢者の熱中症を予防するために」と検索していただき、これは高齢者の方だけではありませんけれども、熱中症予防に役立てていただきたいと思います。3つ目に、埼玉県のLINE公式アカウントで、熱中症による救急搬送者数が増加する暑さ指数28以上と予想される日の朝に熱中症予防情報を通知しております。『埼玉県LINE公式アカウント「埼玉県庁」』と是非検索していただき、県LINE公式アカウントを友だち追加の上、「防災・災害情報」から受信設定をすると、先ほど申し上げた熱中症による救急搬送者数が増加するようなとき(補足:暑さ指数28以上と予測される日の朝)に、熱中症予防情報がプッシュ配信で送られてまいりますので是非設定を(して)いただきたいと思います。4つ目、環境科学国際センターでは、センター独自で本日時点で県内28か所に「IoT暑さ指数計」を設置し、暑さ指数の観測データをリアルタイムで情報提携しています。「SAI-PLAT(サイプラット)暑さ指数」と検索していただければ、PCやスマホ等からいつでも確認できます。熱中症対策にお役立ていただきたいと思います。気象庁から発表された今年6月から8月の気候の見通しでは、気温は全国的に高いことが予想されています。発表されるアラートや暑さ指数を確認して、熱中症予防行動を徹底し、熱中症が疑われる場合には、速やかに命を守る行動を取っていただくようにお願い申し上げたいと思います。
朝日
最後の方に出てきた環境科学国際センターの暑さ指数公表があると思うんですけども、これは県独自でやっているのかなと思うのですが、環境省よりも地点数が多いということで、その狙いであったり、地点数は6月4日現在と書いてありますが、今後増えるのか、何かそこら辺の見通しがあれば教えてください。
知事
この環境科学国際センターの試みは、既に一度お伝えしたことがございますが、ちょっと詳しく部局から説明をお願いいたします。
環境部
今、お問い合わせいただきました、環境科学国際センター独自の暑さ指数の関係ですが、先ほど知事からも発表があったとおり、国が設置しているアラートに関係する暑さ指数(計)の設置箇所が8か所なのですけども、それよりももっとメッシュを細かくですね、県内28か所に今設置しております。今後、あと2か所追加する予定でございますが、今調整中ですので、現時点では28か所です。ただ、ちょっと昨日来の雨の関係で、本日時点では4か所欠測になってしまっていますので、28か所設置しているのですけども、今日時点で見られるのは24か所になっております。
朝日
もう1点、もし分かればなんですけども、救急搬送者数の数が出ていましたけども、何かこれ死亡事例みたいなものもあったのか、もし分かれば教えてください。
知事
熱中症による死亡者数につきましては、人口動態統計で把握しているところであります。したがって、令和5年についてはまだ公表されていませんので、令和5年分は分かりませんが、令和4年は63人でありました。猛暑日数が多かった年と、それから死亡者数については比例関係にあるということで、年々増加しているというのが現状であります。
朝日
ヘイトスピーチ解消法の施行から6月3日で8年を迎えました。最近は川口市内等で県内に多く在住するクルド人を非難するデモが相次いでいるかと思います。川崎市のようにヘイトスピーチに刑事罰を科す条例を求める声もありますが、知事の見解をお聞かせください。また、こうしたデモにどう対応していくべきか、知事の御所見をお聞かせください。
知事
まず、最初の、いわゆるヘイトスピーチ禁止条例と言うのでしょうか、防止条例と言うのでしょうか、に関するものですけれども、一般論として、まず、罰則を伴う条例等による規制は、県民の権利を制限することとなります。したがって、条例の制定にせよ、規制にせよ、これは抑圧的(後に修正:抑制的)に行う必要があるというふうに考えています。現時点で、御指摘のような、ヘイトスピーチに刑事罰を科すような条例について検討しているわけではありません。今後、必要がある場合には、適切に状況の判断をし、検討したいと考えています。他方、これらのデモにどのように対応するべきかということだと思いますけれども、県では、ヘイトスピーチ解消法の規定を踏まえて、相談体制の整備、教育の充実、啓発活動等の施策を推進し、本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に努めてまいりました。また、県が、企業や民間団体、県民の皆様と協力し展開している「人権尊重社会をめざす県民運動」におきましても、この法律の趣旨を踏まえながら、日本人、外国人を問わず、県民一人一人の尊厳と人権が尊重される社会の実現に向けた啓発活動を進めております。私も個人的に、国会議員時代にこのヘイトスピーチ解消法については起案に関わった一人でもありますので、引き続き、これらの取組を進めていくことによって、日本人と外国人が共に地域を支える共生社会の構築を目指していきたいと考えております。
東京
先日、トルコのクルド系野党の国会議員2人が、日本の国会議員らにクルド人を巡る状況について説明する目的で来日し、大野知事とも面会されたというふうに伺っております。そのときの意見交換の内容と、それに対する知事の御所感をお聞かせください。
知事
まず、多分、国会議員の方々というのは、日本の国会議員に対してクルドの状況を説明するというお話を、今、お伺いしましたが、おそらく、その方というのは5月31日に私のところにお越しになられた方だと思います。ただ、国会議員に対する説明という話だったので、その方かどうか分かりませんけれども、5月31日に知事応接室において、トルコ共和国の議員お2人がお越しになられました。これは、埼玉県を訪問するという目的だったということなので、そのための表敬というふうに伺っています。そこで、10分程度、表敬訪問をお受けいたしました。私も国会議員時代、日本・トルコ友好議連のメンバーでもありましたので、現在知事という立場ではありますけれども、お会いいたしました。ちなみに、議員のお名前ですが、メラル・ベシュタシュ議員とヴェギル・アルラク議員という名前だそうです。中身については、表敬訪問でありますので、二国間関係の増進等について議論させていただきました。私の方からは、「県としては、国籍にかかわらず全ての外国人・日本人が共存して安心して暮らせるように努めていきたい」というお話をさせていただきました。なお、外交儀礼上、先方の発言内容については先方に、もし聞かれるのであれば聞いていただきたいと思います。
産経
先ほどの質問に関連してですが、面会なさったときにですね、川口のクルド人問題についてはどんな話をされたとか、お聞かせください。
知事
先ほど申し上げたとおり、私の方からのお話というものはできますけれども、外交儀礼上、先方からのお話というのはできません。なお、川口のクルド人についてという特定の話はございませんでした。
産経
この議員の方はですね、トルコ最高検察庁が2021年に非合法武装組織クルド労働者党(PKK)の傘下組織と断定し、憲法裁判所に解党を申し立てている政党の創設のメンバーということですが、そのことについては御認識はどのようなものか、お聞きしたいと思います。
知事
トルコで正式に国会議員として選出された方が、トルコの国会議員として訪問されることについて、私は表敬訪問をお受けしたということでございますので、それ以上の認識は特にはありません。
時事
話が変わるのですけれども、県南部でこの半年のスパンで拳銃を使った犯罪が2件立て続けに発生したのですけれども、治安への心配の声であったりとか、県南部はタクシーの数が少ないと国から指摘されている中で、ライドシェアへの影響を懸念する声も見受けられたのですけれども、今後どう対応していきたいかとかもしあれば、御所感をお伺いできればと思います。
知事
まず、県南部については治安の悪化等について懸念する声があることは承知しております。ただ、治安維持に関するその権限は警察に一義的にございますけれども、一義的にやはり県警は、知事から独立した組織であります。したがって、昨年の段階で、こういった県南の治安についての強化についてのお願い申し入れは、これは以前にお話してますけども、させていただくとともに、県としてできること、つまり予算の手当等で、川口北警察、この新設を決定し、昨年度も今年度も予算を既に計上をさせていただき、現在建設中でありますので、これが警察力の強化につながるのではないかと期待しているところであります。2つ目の、ライドシェアの治安という観点からですかね、ライドシェアについてお話をさせていただくと、5月29日の深夜に川口市でタクシー運転手の方が拳銃で撃たれたという、そういった報道を承知しています。まずは、重傷を負われた運転手の方にお見舞いを申し上げるとともに、1日も早い御快癒を願っております。また、容疑者逮捕までの間には、不安のお気持ちで過ごされた近隣住民の方々もおられようかと思っており、お見舞いを申し上げます。ちなみに、私の自宅もすぐ数百メートルのところでありますけれども。5月31日の国の規制改革推進会議では、ライドシェア事業に関わる法制度の検討に当たり、車やドライバーの安全の確保も論点として示され議論されたというふうに承っています。タクシー運転手であるか、ライドシェアの運転手であるかにかかわらず、この論点は重要だと思っており、今回の事件はこの論点の重要さを改めて認識させるものだったと感じています。私といたしましても、利用者とドライバー、これはライドシェアであろうがタクシードライバーだろうが両方一緒だと思いますけれども、双方の安心安全の確保は最重要と考えており、国における検討を注視してまいりたいと考えています。
埼玉
昨日の山本理顕(やまもと りけん)さんに対しての彩の国M.A.P.賞贈呈についてです。優れた建築家に贈られる米プリツカー賞を3月に受賞された山本理顕さんに対して、山本さんの代表建築である埼玉県立大学で、昨日、彩の国M.A.P.賞の贈呈式が行われたところだと思います。そのプリツカー賞の審査員団のですね「地域社会の活性化への貢献」等、山本さんの地域との関わりであって、そのコミュニティとの関わりを意識される設計というのを評価されたところかと思います。昨日、大学内を知事と共に視察されながら色々とお話をされたかと思うのですが、そのお話の中で、知事がお感じになられたこと等をお伺いできればと思います。
知事
まず、山本理顕さんがですね、建築分野でのノーベル賞ともいわれているプリツカー賞を受賞されました。これは、埼玉県立大学が山本さんの代表的な作品ということで、埼玉県のシンボルを世界に発信できたことは大変誇らしいし、今回とても嬉しいニュースを頂いたと思っています。そういったこともあって、昨日、埼玉県立大学で、彩の国Most Attractive Player(M.A.P.)を贈呈させていただきました。山本さんは、当時ですけれども、設計当時の学長の方等と綿密な議論を重ねた上で、「連携と統合」という理念に基づき設計に当たられたと伺っています。また、私、一緒に歩いたときに、非常に面白い設計で2階部分が庭になっていて、そして地域の住民の方が普通に入れるようになっています。そして、1階や3階はどちらかと言うと学校の方が多くなるわけですけれども、これは今申し上げた「連携と統合」という理念、あるいはガラス張りでですね、これ内側にも外側にも開かれている、それがよく分かるものであり、非常に工夫をしている、それと同時に各学部の建物があるのですが、それをガラス張りのテラスでつないでいたりして、それがいわゆる共同体のような形になっているということを見るとですね、単に建物として美しいだけではなくて、県立大学が地域と一体となっている、あるいは周囲の田園風景とも調和している、これは実は、山本さんもですね、(当時の県立大学周辺は)今よりもどちらかと言うと田畑が広がる地域だったそうです。それを是非取り入れたい、美しく見たいという話をしていると同時に、実は、昨日とっても天候が良くて、テラスからですね、筑波山がちょうど見えたのですけれども、そこまで一体となって見えるような美しいものであったために、非常に山本さん、もしくは当時の学長とかそういった方々が、お考えになられた地域との一体感というのはよく分かりました。また、同時にですね、県立大学に山本さんが込めた思いというものも、そこで色々お伺いすることができました。そういった意味では、山本さんの思いも聞けたし、彼らが作った建築を通じて、地域との一体感というものも味わえたし、私はとても良い、昨日は経験、勉強をさせていただいたというふうに感じました。
埼玉
その後のメディアの取材に対してですね、建築家の視点から「公共施設は外に対して閉じてしまうきらいがあるので、そこを私は今後危惧している」というようなお話もあったのですが、今は開かれた議会であるとかそういったことが注目をされる中でですね、公共施設の在り方という部分で何かお感じになられたところというのがございますか。
知事
2つありました。1つは、当時は豊かだったと言うかですね、これだけの設計とこれだけの建物ができるのは、羨ましいなと、これは正直思いました。それからもう1つは、先ほど申し上げたコミュニティとの一体感、御指摘のとおり、ハードルが高いとかですね、地域から分断されているといった公共施設というものは、決して行政の在り方として良いものではないのだろうと私は思っています。したがって、今回、山本さんが建築で表現したようなことは私には残念ながら建築の分野ではできませんけれども、将来において、埼玉県庁も含めてですね、様々な公共建築物を作る際には、こういった理念を大切にさせていただきたいと思います。
テレ玉
2027年にさいたま市に開設予定の順天堂大医学部附属病院について何点か伺います。大学が示した医師派遣計画が了承されたと、先日の医療審議会で発表されましたけれども、知事のその受止めをお聞かせください。それとですね、整備費用に関してどのような議論が行われているのか、また、予定どおりの病院建設に向けてですね、大学に求めることも併せてお願いいたします。
知事
まず、医療審議会ですけれども、大学に対して、まずはその医療(師)派遣計画について、見直しを医療審議会が答申として求めていました。そこで、これを大学に対して求めていたところ、4月30日に大学から回答がありました。そこで、その内容について、大学から頂いた回答を医療審議会に対して報告させていただきました。この大学から回答のあった医療(師)派遣計画を審議会にお示ししたところ、医療審議会から異論は示されませんでした。今後、この計画に基づき、医師派遣を着実に実施していただきたいというふうに考えています。これがまず医療審議会の反応と言うかですね、対応でありました。次に費用でありますけれども、これはおそらく財政支援の話ということでよろしいのでしょうかね、この財政支援については、確認書に基づいて大学が将来的に実施する医師派遣等の取組、まずこの医師派遣等の取組を勘案すると、それを勘案した後に協議を行うというのが基本的な方針になっています。医療審議会において、大学から回答のあった派遣計画に対して異論が示されなかったということは、今後は、大学側が仮に支援を要望する場合においては、協議を始めることとなるだろうと考えています。したがって、今、費用に関する議論と言うかその協議はどうなっているかという話でしたけども、まず一番最初の条件でもですね、先ほど申し上げた財政支援については、取組を勘案して協議をするということになっており、また、一番最初のいわゆるエントリーシートにもですね、財政支援を要望する場合には、という1項目があって、したがって、まずは今確認しましたので、勘案する状況が、医療審議会で認められました。それで、その後要望があれば、私たちとしては、協議をすることになると思いますが、現時点では大学側から具体的な支援額を示した財政支援に関わる要望はございません。したがって、現時点では、協議といった段階にはなっていないということであります。次に、予定ですかね開院の。大学の方から伺っているのは、令和9年11月の開院に向けて準備を進めているというふうに伺っております。私どもといたしましても、この9月11日(後に修正:令和9年11月)に開院が問題なくなされることを期待しているところであります。 (終)
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