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掲載日:2022年8月3日
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知事
本日は私から2点御報告をさせていただきます。はじめに、「秋田県・埼玉県・熊本県『家族都市』協定締結!!」についてでございます。クレヨンしんちゃんアニメ30周年を記念して、本県観光サポーターとして活躍する人気キャラクターの「クレヨンしんちゃん」の呼びかけで、野原家が暮らす「埼玉県」、しんちゃんの父ひろしの出身地「秋田県」、そして母みさえの出身地「熊本県」、この3県が、「家族」としてがっちりタッグを組み、観光振興や地域活性化に取り組む「家族都市」プロジェクトをスタートいたします。この「家族都市」プロジェクトのスタートに先立ち、明日7月20日、野原ひろし、野原みさえ、そしてしんちゃん、この3人、さらには、野原ひまわりの野原家、双葉社、そして3県の知事が埼玉県の知事公館に集結をし、協定締結式を実施いたします。協定締結式では、秋田県や熊本県の取組や3県連携による取組など、本日お話を申し上げた取組以外の事業についても紹介をする予定であります。協定には、締結3県を空路・陸路で結ぶ日本航空、全日本空輸と、JR東日本に「家族都市プロジェクト応援隊」として御参加を頂き、盛り上げていただく予定であります。プロジェクトは、地元の方々と民間企業の皆様と一緒に盛り上げていただくことが必要であるため、多くの企業や地元の皆様の賛同と参画を期待しております。この「家族都市」協定に基づく埼玉県の取組として、本県はまず7月21日から9月30日の期間において、県内63市町村に1か所ずつスタンプスポットを設置いたします。そして、これを「クレヨンしんちゃんスタンプラリー」と銘打って、スタンプラリーにつきましては、このスタンプスポットに設置をされているポスターがあります。そのQRコードを読み込むことで、スタンプとするというものであります。このスタンプ数に応じて、幾つのスタンプを集めたかに応じて、県内のホテルの宿泊券、あるいは、県産品詰め合わせ等、素敵な景品が当たるほか、周辺の協力店にスタンプ画像を提示をする、お見せを頂くとお得なサービスを受けられます。是非、御家族等で埼玉県の多彩な観光地を巡り、楽しんでいただきたいと考えています。参加方法やスタンプスポットの詳細は、埼玉県公式観光サイト「ちょこたび埼玉」内に開設している家族都市特設ホームページを御覧頂きたいと思っています。次に、クレヨンしんちゃんが県内の旬な見所やグルメをPRする複数の動画を、明日7月20日から季節に合わせ、順次、家族都市特設ホームページで公開する予定であります。本日、その第1弾として、夏休みのお出かけにぴったりな動画ができましたので、早速御覧を頂きたいと思います(動画放映)。今後も順次公開をしていきますので、是非、御期待を頂きたいと思います。次に、県内民間企業と連携をしたコラボ商品の販売であります。株式会社十万石ふくさや社様に今回のプロジェクトの趣旨に御賛同を頂き、コラボ商品を開発して頂きました。7月20日から、物産観光館「そぴあ」での販売を開始いたします。ちなみにこの饅頭(まんじゅう)、先ほど気が付いたんですが、ここには通常は社名が入っていますけども、ここには「野原しんのすけ」がスタンプとして、焼き印として押されておりますので、是非、集めていただきたいと思っています。これだけではなく、今後も他社によるコラボ商品の販売が予定をされておりますので、是非お買い求めをいただきたいと考えております。
知事
次に、「『旅して!埼玉割』観光応援キャンペーンの延長」についてであります。観光需要喚起策として実施している「『旅して!埼玉割』観光応援キャンペーン」を8月31日まで延長をし、しんちゃんのキャンペーンとともに、埼玉県を盛り上げていきたいと思います。本キャンペーンではこれまで、埼玉県民についてはワクチン2回接種が条件でございましたが、県民の3回目の接種率は、7月17日までの実績で62.6パーセントと、4月当初と比較して随分伸びてきました。このため、延長分の7月15日より、埼玉県民についても他の県と同様に3回接種、2回接種ではなく3回接種を条件にさせていただきます。なお、3回の接種を受けていない方、接種がなかなかできないという方につきましては、PCR検査等による陰性証明で結果が証明できれば、その対象となります。これから更に暑い夏を迎えることになりますが、観光キャンペーンを利用し、埼玉の「涼」、涼しさを感じていただくとともに、県内の魅力を是非再発見していただきたいと思います。この埼玉県の代表的な「涼」ですが、まずは、長瀞の「川下り」であります。国の特別天然記念物に指定された秩父長瀞の岩畳を見物しながら、変化に富んだ荒川の流れに身を任せ、ゆったりのんびりと、ときにはスリリングに川下りをお楽しみいただき、埼玉県の長瀞の涼しさを体感いただきたいと思います。次に、行田市の「古代蓮の里」であります。古代蓮は花びらの数が少ない原始的な品種であり、約1,400年若しくは3,000年前の蓮と言われています。ここでは、6月中旬から8月上旬にかけて、古代蓮を含む、42種類12万株の可憐な蓮の花を楽しむことができるので、是非目で楽しんでいただきたいと思います。最後に、熊谷市を代表するスイーツ「雪くま」は、熊谷のおいしい水から使った貫目氷を雪のようにふわふわに削り、各店のオリジナルシロップを使用した熊谷のご当地かき氷であります。また、熊谷まちあるきアプリ「くまぶら」では、8月31日まで期間限定で「雪くま」スタンプラリーを実施しております。県内には他にも夏を楽しめるたくさんのレジャーや観光スポットがございます。先ほど御紹介した「クレヨンしんちゃんスタンプラリー」もありますので、この夏は埼玉を存分に満喫していただきたいと思います。なお、旅行をされる際には、「新しい旅のエチケット」等のガイドラインにのっとった感染対策をしっかりと行っていただくとともに、熱中症の予防行動にも是非ともお気を付けいただきたいと思っておりますので、是非、皆様には、埼玉県の観光、楽しく御家族やお友達で楽しんでいただきたいと思います。
NHK
まず、クレヨンしんちゃんの方なんですけれども、JAL、ANA、JRが応援隊ということで入ってるんですけれども、これ具体的な支援策、今何かあちらから打診されてるとか、あるいはこちらからお願いしてるとか、決まってるものがあれば教えてください。
知事
秋田県、埼玉県、(熊本県)、双葉社、さらにはそこに御協力を頂く、JALとJRとANAと、この3社というふうに聞いておりますけれども、具体的なところは言えるのかな。
産業労働部
今の3県で連携してですね、ポスター等を作っておりまして、こういったプロジェクトのですね、周知、全国の方への呼び込みというのをですね、特に御協力いただく予定になっております。
NHK
例えば埼玉から秋田、あるいは埼玉、熊本だとちょっと直接ってわけにはいかないですけども、そういうお客さんがいればセット割みたいな、そういうものではないってことですか。
産業労働部
特にセット割等はまだないんですけれども、本来であれば、このブロック割が終わってですね、全国に拡大という、このタイミングを狙っておりまして、そういったものとコラボレーションを考えておりました。
NHK
観光応援キャンペーンの関係なんですけれども、今回対象が隣接県プラス神奈川ということだと思うんですけれど、東京は入ってないと、都心から近いということで銘打ってると思うんですけれど、それで、東京が入っていないってのは何でかなということを知りたかったんですけれども。
知事
理由は東京に聞いていただきたいと思いますけれども、私ども、ブロック割として隣接する県、あるいは同じそのエリアの都道府県については、合意ができれば、これに参加していただくということで、国からお話が来たのが4月だったと思いますけれども、その際に、私の方から、山梨と千葉かな、県知事に電話をさせていただいて、やりませんかということでお誘いをしたら、それが徐々に広がっていって、最後、神奈川が参加することになったんですが、東京についてはお誘いはしましたけども、どういう理由かは是非東京に聞いていただきたいと思いますけれども、我々としては、東京都ともしっかりとタッグを組めればいいなというふうに考えて、お誘いはさせていただいてまいりました。
時事
家族都市協定の件で3点ほど伺いたいんですが、1点目、こういうことをやろうとしたきっかけ、言い出しは誰で、どういう形で進んだのかというのが1点目と、これは細かいので事務方の方がいいかもしれないけれど、これJR九州が入った方がいいような気がするんですが、そこは入っていない理由と、30周年ってことなんですけれど、確かウィキペディアとかを見ると連載が1990年スタートになってまして、30年って、何からしてスタートになるのか、そこについてお伺いできればと思います。
産業労働部
こちらですね、クレヨンしんちゃんのアニメ、映画放映が30周年ということで、双葉社さんの方から、このような御企画をですね、提案いただきました。それから、JR九州の件ですが、詳しくは明日の協定締結式で御紹介があると思いますけれども、そこは関連したものがありまして、熊本県のお話の詳しいことが、ちょっと私から申し上げられませんので、このへんで御了承いただきたいと思います。それから3つ目はですね、アニメと映画の放映がちょうど30周年という、この節目での御提案でした。漫画で始まり、それからテレビのアニメ放映が始まって、そこから30週年ってことです。
テレ玉
「旅して!埼玉割」の方なんですけれども、今、新型コロナ感染拡大が続いています。新しい旅のエチケットを参考に、安心・安全な旅とありますけれども、改めてその県民に向けて、その感染防止対策について御教示をよろしくお願いします。
知事
今回、「旅して!埼玉割」を延長する形となりました。埼玉県においては、新規陽性者は増加をしているものの、そもそも旅行そのものが感染拡大に寄与すると我々考えていません。それよりもしっかりとした形で感染対策を行っていただくことの方が、はるかに重要であるというふうに考えておりますところ、是非県民の皆様にはですね、感染の拡大を防止するためにもですね、旅行する、若しくは帰省をされたり、旅行しないまでも、様々な方と、これまで普段会わない方とお会いになるような際には、この新しい旅のエチケット等を参考にしていただいて、感染防止対策に努めていただきたいというふうに考えています。具体的には、例えばこれだけ暑い中ですから、熱中症対策等もあって、外等で、例えば発声を伴わない、声を出さないような場合には、マスクを外していただいても結構だと思いますけれども、通常の部屋の中だとか、お話をされる時には、やはりマスクですとか、そして手洗い、うがい、これらも大変重要だというふうに考えているところでございます。また、これから旅行される時にはですね、楽しみにされた旅行や、久しぶりにお会いになる方が集まることもあるとは思いますけれども、具合が悪いだったり発熱がする場合には、これは大変申し訳ないですけども、その御友人や愛する方を守るためにも、恐縮ですけれども、たとえ当日だとしても、旅行は取りやめていただきたいというふうに思っています。なお、御不安のある方や、あるいは帰省をされる場合、おばあちゃん、おじいちゃん、高齢者などの脆弱(ぜいじゃく)な方に会う前には、県として、無料の検査をこれから設けてまいる予定でございますので、そちらも御利用いただきたいと考えています。
埼玉
関連してなんですけれども、今回ブロック割は認められた一方で、全国を対象とした旅行支援が秋以降にずれ込むという、そういう考えを国土交通省の方から示されたんですけど、ここについての受け止めをお願いいたします。
知事
埼玉県といたしましては、旅行そのものが感染を拡大するというふうに考えてきたわけではございません。他の経済活動と同様に、一定の感染防止対策を講じることが大切だと思っていますし、例えば、都道府県をまたいでの毎日の通勤とか通学と旅行と、どっちが本当に危ないのかといったことについて、やはりその感染防止対策をどれだけ講じているかに、私はよると思っているので、移動することそのものではないというふうに考えてまいりました。その意味では、私たちとしては、この今、大変ダメージがいまだに業種として大きいですね、観光関連の業種については、しっかりと支援をする、その支援を進めるという意味からは、我々としては、全国割について、期待をしてきたところでもあり、そのために、今日発表させていただいた「しんちゃん」のキャンペーンもブロック割では対象とならない地域と、準備をしてまいりました。ただ、私どもとしてはブロック割を着実な形で進めることによって、全国割に拡大をしても大丈夫だというその信頼関係と、それから県民の皆様に安心感を持っていただくことが必要だと思いますので、事業者の皆様、県民の皆様、双方に、御協力いただかなければなりませんけれども、感染防止対策、高いレベルで維持していただくことで、今後全国割があると信じて、私たちもこのブロック割を円滑な形で進行させたいと考えています。
NHK
2つございまして、1つ目はですね、今月12日の大雨の関係ですね。現在の被害状況とですね、今後の支援策について教えていただければと思います。
知事
12日の大雨に伴いまして、被害に遭われた皆様に改めて心よりお見舞いを申し上げます。被害の状況ですけれども、人的な被害については軽症1名でありました。また住家に関しては約130件の被害がありました。そして、道路冠水がピーク時で約150件、そして5つの河川で溢水(いっすい)、越水がございました。また、土砂災害、土砂流出が約30件発生をいたしました。避難所につきましても、ピーク時で3市6町で最大66箇所、開設をされていましたが、7月14日、2日後にはすべての避難所が閉鎖をされています。今回は台風と違って、事前に予測することが困難であったり、あるいは事前の気象台の予報と随分異なる部分もあったにも関わらず、各市町村で必要な対応を迅速にしていただいたと評価しています。一例を挙げると、東松山市では警戒レベル5に当たる緊急安全確保を埼玉県で初めて適用することとなりました。避難指示等の発令は、避難所の設置や住民への周知等、職員に大きな負荷がかかりますけれども、空振りを恐れることなく、このように決断し実行されたことは、今後災害時に市町村が対応を考える際に、大いに参考になるのではないかと考えています。なお、具体的に住家でありますけれども、これは各地で被害を確認はしておりますけれども、現時点において支援制度の対象となる事案、あるいは災害救助法に基づく応急仮設住宅の提供となる基準には該当するという報告はございません。ただ今後、市町村による詳細な被害状況の調査が進み、例えば住宅の被害に遭われ、住まいにお困りの世帯が出てくるなどのようなことも含め、制度の適用が可能となるものがあれば、対応をしていきたいと考えています。例えば、先ほど申し上げた、お住まいにお困りのような場合があるとすれば、例えば被害の大きかった地域を中心に、県営住宅の空き住戸の確保を既に完了しております。今後、市町村から県に対し、要請がある場合には速やかに県営住宅を提供申し上げます。また、農作物ですけれども、ほ場の一部に浸水、冠水がありましたが、今後の天候や水はけの程度によって、生育への影響も見込まれますので、継続的に現在も調査を行っています。浸水等による農作物の被害については、減収量や被害面積等について、一定の基準を満たすことで、埼玉県農業災害対策特別措置条例の支援対象となります。生産者については、浸水等による生育への影響の回避・抑制のため、JAと連携をして、排水対策や病害虫防除等の栽培技術指導を既に行っているところでございます。また、土地災害ですけれども、ときがわ町の関堀地区において、地すべり事象によって家屋被害が発生をいたしました。県では、さらなる降雨によって2次災害が発生することを防止するため、斜面にブルーシートを設置しております。また被害の拡大防止に向け、また緊急的な処置を講じられるよう事象の確認を行うため、ときがわ町や専門家とともに、現地調査を実施しております。この調査に基づき、県では地盤伸縮計を設置し監視を行っており、今後、ときがわ町と連携し、国と相談をしながら早急な対応を行います。更に道路については、冠水や土砂流出もございました。被災箇所については、迅速に必要な交通規制や応急対応を行うことにより、道路交通の安全を確保済みであります。現在も交通規制を行っている箇所もございますが、早期に解除ができるよう、全力で当たってまいります。また、河川や道路等の公共土木施設については、公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法により、異常な気象により被災した小川や道路、広域河川や道路の国の支援がございます。県としては、速やかな応急復旧の実施に加えて、再度災害や被災が拡大することがないよう、県や市町が管理する施設の被災状況を国に報告するとともに、国の災害査定を受けることによって、財源の確保を図ってまいります。市町においても同様の手続を経て、災害復旧がなされていくこととなりますけれども、災害復旧の経験が少ない市町もあることから、県では技術的な支援等を行ってまいります。また、農業用のため池や池の堤体の損傷や林道の路肩の崩壊等もございました。復旧方法等について、地元と協議をしているところであり、国庫の活用や県の支援についても検討していきます。また下水道ですけれども、大雨当日の夜、被害状況は把握できておりませんでしたが、ポンプ場の施設の浸水が想定されたため、翌日の朝から早急に排水作業が行えるよう、下水道局より公益社団法人日本下水道管路管理業協会へ事前連絡をし、応援体制を整えていました。また、大雨翌日の朝には、プッシュ型で埼玉県下水道公社が現地入りし、汚水漏水箇所に塩素消毒のための簡易設備を設置いたしました。今後も被災をした毛呂山・越生・鳩山公共下水道組合の復旧に向けた支援を行う要請があれば、埼玉県下水道公社とともに、人員の派遣を行ってまいります。公園も一部被害を受けましたが、国が復旧費用の一部を負担する都市災害復旧事業というスキームがあります。都市災害復旧事業は、施設を原形に復旧することを原則としており、復旧費用の3分の2の国庫負担が受けられます。現時点で、公園施設の被災状況の把握を進めておりますけれども、今後、市町村から県に対し、災害復旧事業の申請依頼があった場合、申請手続を支援したいと考えています。
NHK
続いて雹(ひょう)の被害の関係なんですけども、現状復旧状況はいかがでしょうか。
知事
はい。降ひょう発生後2週間の間に、農林振興センターでは農業者の出荷組織等を対象として集中的に、講習会等を開催し、被害の軽減に向けた病害虫防除対策や次期作の栽培管理方法などについて指導を行ってまいりました。被害を受けた農作物については、生育の回復や次期作・代替作への移行が順調に進んでおります。例えばですけれども、被害が大きかった小麦では、農林振興センターが次期作の施肥における注意点を指導するなどして、水稲や大豆の作付けが順調に進みました。農業用生産施設の復旧については、当面の応急措置を済ませ、徐々に本格的な復旧工事に着手する施設が増えていると聞いております。復旧工事のタイミングですけれども、被害程度あるいは施設内にある作物の生育状況や、作付け計画によって左右いたしますので、一気に、本格的な復旧工事が進むものではありませんが、これから気温が低下する冬になります。そこに向けて、復旧が進むものと、施設の整備をしなければなりませんので、復旧が進むものと考えています。今後の見通しですけれども、農林振興センターが栽培管理に関する技術指導を継続しており、復旧に必要な資材等の供給にも、支障が生じているとは聞いておりませんので、復旧は、今後も順調に進むものと考えています。県としては引き続き円滑に復旧が進むよう、6月補正予算を活用しながら、次期作、施設の復旧等に向けた取組を後押しし、更に巡回や講習会での栽培指導を更に続けるなど、様々な側面から営農の継続に向けて努力してまいります。
時事
すみません、大雨関係なんですけれども、今九州の方で線状降水帯が発生してると思うんですけども、昨日、知事も言われました自然災害が激甚化されてるってことなんですが、最近多く発生している線状降水帯対策みたいなものをどうやるのか。例えば、今までの延長線でやるのか、特に改めて何か考えがあるのか、そこについて伺えればと思います。よろしくお願いします。
知事
まずは、県民の皆様に対して、これは予防策等が大変大事でございますので、適切に情報がいくように。例えば、私どもまいたま防災等もございますので、それらを是非とも登録をしていただいて、備えていただきたいと思います。また同時に、先ほど東松山の話を申し上げましたけども、今回、東松山市において、初めて警戒レベル5の緊急安全確保が発令されましたけども、こういった早め早めの発令というものを県民、市民に対して、町民、村民に対して行っていただく、そしてそれを早めな退避に、例えばその夜間になる前とかですね、そういうことも含めてしていただくということが、やはり大変重要だと思っています。これらは、これまでの延長線上にあるものですけれども、特にこのレベル5については新しい事象でありますので、しっかりと行っていただきたいと思います。また2点目として、今回、大雨でも、5つの河川で溢水(いっすい)、越水被害が出た多くのところは、台風19号、東日本台風と同様のパターン、つまり本川に出る前のところで、本川の水位が上がったために、水門が閉まり、その手前のところで溢水したという、台風19号の時と同じパターンでありました。これについては、当時、応急も復旧もそうなんですが、これやはり根本的、抜本的にやるしかないということで、国にお願いをさせていただいて、「入間川流域治水プロジェクト」ということで、時間はかかるものの抜本的な対応を行うということで今進めているところでございます。ただ、今回はその抜本的な対応どうしても時間かかるものですから、例えば掘削、それから堤防の整備、調節池の整備といった、その途中の段階の掘削が大体終わるところで、今回こういったことになってしまって大変不幸でありましたけども、ただ時間がかかったとしてもやはり、抜本的な対応が必要だと思うので、より強固で安心できる、そういった体制を構築していきたいというふうに考えております。また3つ目といたしまして、浸水はですね、あるいは溢水、越水、道路以外、こういったものがございますので、我々といたしましても、線状降水帯のみではありませんけれども、激甚化する災害ということで、体制を早急に組み、情報の共有をするということを、本部側あるいはその地域機関を含めて、構築をするということを心がけているつもりでございまして、今回、大雨でも、早い段階で私もそうですし、夜中に副知事も集まっていただいて、そういった体制が敷けたものと考えています。
NHK
その他の質問ということで、幹事社から1点だけ、先ほど、コロナの関係も御発言あったんですけども、改めてですね、今、コロナの感染者が増加をしていることの受け止めと、今日は専門会議があるので、それに向けて今、何に着目されているのか、これからどういう呼びかけをしていきたいのかというのを改めてお伺いできますでしょうか。
知事
県内の感染動向については、新規陽性者が昨日で5,639人、先週の土曜日と比較をして3,210名の増加ですから、新規陽性者は7月に入り、急激に増加し、第6波の急増時を想起させるような状況になっています。県内で検出される変異株は7月中旬までに、BA.5が約8割を占める状況となっており、陽性者急増の主な要因の1つと考えています。病床使用率は高い状況にあります。重症病床の使用率は、しかしその一方で13パーセントと低い値にとどまっており、またBA.5の置き換わりが始まってから現時点までで、お1人の死亡者も出ていない、こういった状況でございますので、本日開催予定の専門家会議においては、私どものいわゆる臨床的な事象を御報告をさせていただいた上で、御意見を頂く予定であります。また、このまま新規陽性者の急増が続いてくると、これ医療機関の負担の増加につながってまいりますので、この状況、最悪の状況も想定しながら、専門家の御意見をお伺いをしつつ、モニタリングを徹底をし、感染動向に応じた対策を速やかに実施していきたいと考えています。今日の専門家会議におきましては、これらの県の対応と、恐らく我々としても提案をしたいことがございますので、後ほど、議論を経てからの御報告になりますけれども、新規陽性者が拡大をし、医療機関に負担が出て、また夏休みがこれから始まります。そういったことを前提とした提案を行いたいと思っていますので、その提案がもし、御同意いただけるのであれば、専門家会議の後にお話ができるかと思っています。
時事
今のコロナのことなんですけど、先ほど新規感染者は増えていますが、病床使用率はそれほどが高くないということで、一方で、これ発熱外来だとか、例えば登録するための保健所業務の余力についてはどのような状況でしょうか。よろしくお願いします。
知事
すいません、ちょっと病床は高いです。重症病床はそんなに高くないから、その死者が1人も出ていない。これは先ほど申し上げたことで、ちょっとすいません、確認の上で、その上で、診療・検査医療機関については、埼玉県、実は毎週、モニターをしています。つまり診療・検査医療機関で受けていただいてる病院の方にアンケートをとらせていただいていて、例えば、そこの状況が逼迫(ひっぱく)してるとか、そういうことになるとそれで受けきれなくなりますが、埼玉県の場合は御存じのとおり、早い段階から高知県と埼玉県だけですけれども、診療・検査医療機関すべて、公表させていただくことによって、これまで基本的にはボトルネックにならずにきて、しかも、要するに他のところだと1か所に、センターとかに電話が行くものですから、センターの電話がパンクすると。我々は全部公表しているんで、そこに直接行っていただくので、そういったことはなかったんですが、7月の第1週が逼迫していると感じている医療機関は4.3パーセントだったのが、翌週には倍の8.6パーセントと上がってきています。やはり我々としては、今、診療・検査医療機関、特に土日、少ないので、そこが厳しい状況になっている可能性が、割と高まっていると私たちは考えていて、それを含めて、先ほど申し上げましたけども、新しい対応方法についても、今日、話を、専門家会議にさせていただく予定なので、ちょっとすいません、中身については、待っていただきたいと思っています。あと保健所については現時点では特にボトルネックとなっていることはございません。
埼玉
ちょっと関連してなんですけれども、先ほど「旅して!埼玉割」のお話がございました。一方で、やっぱり新規感染者が非常に増えているということで、旅行に行く前に、やっぱり検査が、これ今回あるいは3回接種か、検査での陰性が義務付けられているかと思うんですけれども、検査場の検査体制といいますか、例えば、少し前は駅の前にですね、PCR検査センターを作ったりとかってしたかと思うんですが、今回はそういった措置っていうのは何かお考えでいらっしゃいますでしょうか。
知事
後ほど、専門家会議を経て、お話をさせていただきたいと思いますけれども、多分おっしゃる話だと思います。(終)
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