1 事業概要
平成27年9月の関東・東北豪雨や平成28年8月の台風9
号など、近年の大規模出水により県民の水害への関心が
高まっている。また、これまでに蓄積された護岸の損傷
や河床洗掘、土砂堆積は、急な大雨により護岸の崩落や
河川の溢水を招く恐れがある。
そのため、施設の損傷度や重要度のほか、後背地の状
況、浸水実績などを踏まえ、緊急性の高い箇所に特化し
て、緊急的に河川管理施設の機能復旧を実施する。
これにより、河川管理施設を良好に保ち、治水安全度
の向上を図り、県民の安心安全の確保を推進する。
河川緊急機能復旧費 820,600千円
(1)護岸等の緊急機能復旧 755,000千円
(2)河道内堆積土砂の緊急撤去 65,600千円
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5 事業説明
(1)事業内容
ア 護岸等の緊急機能復旧 755,000千円
護岸の損傷等について、法面保護等による機能復旧の実施
河床洗掘により倒壊する恐れのある護岸について、根固め等による機能復旧の実施
イ 河道内堆積土砂の緊急撤去 65,600千円
浸水実績のある箇所またはその近傍に堆積している土砂の撤去
川幅に比べて堆積している土砂が極めて多い箇所の土砂の撤去
(2)事業計画
ア 損傷した護岸の法面保護などの機能復旧を計画的に行う。
イ 浸水実績のある箇所やその近傍の土砂が堆積している箇所、堆積土砂が極めて多い河道について計画的に撤去を
行う。
(3)事業効果
ア 護岸の損傷箇所を復旧することで、河川管理施設全体の安全度が向上する。
イ 河道空間が良好に保たれることで、治水安全度の向上を図るとともに県民の安心安全を確保する。
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