1 事業の概要
県は、農林公社を造林・保育事業の中心的な担い手と
して位置付け、分収林事業等による森林整備を推進して
いる。農林公社は森林整備に関する豊富な技術力や知識
を有するとともに、県内の森林状況に精通していること
から、今後、引き続き分収林事業等によって森林整備を
行い、森林資源の充実と森林の持つ公益的機能の発揮を
図る役割を担っていく必要がある。このため、県は農林
公社が行う森林整備に対し支援を行うものである。
(1)貸付金 279,086千円
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5 事業説明
(1)事業内容
ア 貸付金 279,086千円
事業費や給与費等の管理費及び(株)日本政策金融公庫償還金の貸付を行う。また、貸付金の運用により
公社の一時的な資金不足に備えることで安定的な経営を支援する。
(ア)事業貸付金 279,086千円
(2)事業計画
(社)埼玉県農林公社改革プランにおいて、平成75年度末には経営の黒字化を見込む長期収支予測を立てて
おり、現在その達成に向けて経営改善の取組を実施している。
(3)事業効果
ア 県民が豊かで安全な水の供給を受けるために不可欠な水源のかん養や土砂災害の防止など県民生活を広く
支える森林の持つ公益的機能の発揮
イ 県貸付金の無利子化による農林公社の経営改善
(4)県民・民間活力、職員のマンパワー、他団体との連携状況
企業・団体等が社会貢献として森林整備を実施する際の土地所有者等とのコーディネートや計画策定の支援、
造林・保育等の技術支援を重点的に実施しており、企業・団体、学校等の森づくりを進めている。
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