平成15年度学校保健統計調査報告書から
 
1 はじめに
 
 学校保健統計調査報告書は、統計法による指定統計(第15号)として、文部科学省が毎年実施している学校保健統計調査の平成15年度における調査結果を、文部科学省の集計結果から抜粋したものであり、児童、生徒及び幼児(以下「児童等」という。)の発育及び健康状態を明らかにし、学校保健行政上の基礎資料を得ることを目的としています。
 調査の結果は、平成15年4月から6月の間に、国・公・私立の小学校、中学校、高等学校及び幼稚園のうち、調査実施校に指定された学校の児童等の一部(ただし、4歳以下の幼児は除く。)に実施された、学校保健法による健康診断に基づいています。
 なお、本県における調査実施学校数、調査対象者数及び抽出率は、次のとおりです。 

  区  分

 調査実施校数
 調査対象者数
(身長計測受検者数)

  抽 出 率
小学校
中学校
高等学校
幼稚園
   60(校)
   40
   60
   35
 5,759(人)
 4,795
 2,699
 1,533

 全児童、生徒
 及び幼児の約
 1.77%を
 抽出。
   計   195 14,786
 
2 年齢別体格の比較 対昭和48年度(30年前)
 
 (1)身長
 男子の身長は、5歳で111.1p、12歳で152.5p、17歳で170.8cmとなりました。また、女子の身長は、5歳で110.2p、12歳で151.9p、17歳で
157.9cmとなりました。
 身長の推移をみると、男子は7歳で、女子は9歳及び11歳で過去最高値となりました。
 父母の世代に当たる昭和48年度の調査結果と比較すると、男子は13歳で最も差が大きく4.7cm伸びています。女子は11歳で最も差が大きく4.4cm伸びています。
 
         男子                  女子
 
 (2)体重
  男子の体重は、5歳で19.5kg、12歳で45.1kg、17歳で63.5kgとなりました。また、女子の体重は、5歳で19.1kg、12歳で44.6kg、17歳で53.4kgとなりました。
 体重の推移をみると、男子は16歳及び17歳で過去最高値となりました。
 父母の世代に当たる昭和48年度の調査結果と比較すると、男子は15歳で最も差が大きく5.4kg増加しています。女子は11歳で最も差が大きく3.5kg増加しています。
 
        男子                  女子
 
 (3)座高
 男子の座高は、5歳で62.1p、12歳で81.2p、17歳で91.5pとなりました。また、女子の座高は、5歳で61.9p、12歳で82.0p、17歳で85.2pとなりました。
 座高の推移をみると、男子は17歳で、女子は11歳及び14歳で過去最高値となりました。
 父母の世代に当たる昭和48年度の調査結果と比較すると、男子、女子ともに11歳で最も差が大きく1.9cm伸びています。
 
         男子                  女子
 
 
注1: 「 …… 」調査対象とならなかった場合
    「  − 」該当者がいない(計数が0)場合
    「0.00」計数が0ではないが、表示単位未満の場合
注2: 平成15年度から「結核に関する検診」の欄が追加された。
    なお、「結核に関する検診」欄の(2)は(1)の内数である。