埼玉県の年齢階級別人口
1.はじめに
 今回は「埼玉県町(丁)字別人口調査(平成16年1月1日現在)結果報告」から抜粋して埼玉県の年齢階級別人口について特集しました。
 この報告書には、町(丁)字別・年齢(各歳)別、男女別人口については、収録していませんが埼玉県統計相談室(県庁第2庁舎1階、電話番号048−824−2111 内線2332)及び各市町村役場(当該市町村分のみ)において閲覧により公開しているほか、CD−ROMによる情報提供を行っております。
 また、この報告書についてはインターネットによる埼玉県ホームページ
http://www.pref.saitama.lg.jp/A01/BP00/index.html
でも情報提供を行っておりますのでご利用ください。
 
2.年齢階級別人口
 埼玉県では、年齢3区分別人口(年少人口:0〜14歳、生産年齢人口:15〜64歳、老年人口65歳以上)でみると、昨年までは老年人口が年少人口を下回っていましたが、ついに今回の平成16年1月1日現在の調査で老年人口が年少人口よりも上回ってしまいました。(年少人口1,010,098人、生産年齢人口:5,032、299人、老年人口1,043、571人)このことから全国でも沖縄県についで2番目に平均年齢の若い埼玉県(平成12年国勢調査結果)でも高齢化が進んでいることがわかります。
 
図1 年齢3区分別人口の推移
 
3.10歳階級別人口・性比
 人口の年齢構成を10歳階級別にみると、30歳代(1,149,949人 16.2%)が最も多く、次いで50歳代(1,111,520人 15.7%)、20歳代(1,007,418人 14,2%)と続いています。
 前年に比べて、10歳未満、10歳代、20歳代、40歳代、50歳代は減少しましたが、その他の年代は増加しました。
 また、人口性比(女子100人に対する男子の数:男子人口/女子人口×100)は、101.8です。これを10歳階級別にみると、60歳代までは男子の比率が高いですが、70歳代以上では、年齢階級が高くなるにつれて女子の比率が高くなっています。
 
表1 年齢(10歳階級)別人口及び性比
 
 
図2 年齢(10歳階級)別人口の比率
 
 
4.年少人口(0〜14歳)の詳細 (表2)
 年少人口(0〜14歳)は、1,010,098人(構成比(総人口に占める割合 14.3%)前年に比べて7,519人減少し、構成比は0.1ポイントの低下となりました。
 年少人口は、調査開始から数年は横ばいで推移していましたが、昭和57年をピークとして、翌年から減少が続いています。また、構成比は調査開始以来低下を続けています。
 
表2 年少人口及び構成比の推移
 
 
図3 年少人口及び構成比の推移
 
5.老年人口(65歳以上)の詳細 (表3)
 前期老年人口(65〜74歳)は、651,139人(構成比(総人口に占める割合)9.2%
 前年に比べて25,450人増加し、構成比は0.3ポイントの上昇となりました。
 後期老年人口 (75歳以上)は、392,432人 (構成比5.5%)前年に比べて22,393人増加し、構成比は0.3ポイントの上昇となりました。
 また、後期老年人口を男女別にみると、調査開始以来、男女の差が徐々に拡大しています。
 
表3 前期老年人口と後期老年人口の推移
 
 
*構成比は、総人口に占める各人口の割合である。
 
図4 前期老年人口と後期老年人口の推移