「平成15年 埼玉県の人口動態概況(概数)」から
 
 「平成15年 埼玉県の人口動態概況(概数)」は平成15年1月から12月までの出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の動向について厚生労働省が集計した数値をもとに、県健康福祉政策課が埼玉県における概況をまとめたものです。公表された中から、主な項目を紹介します。
 なお、この概況による数値は、概数のため、後日発表される確定数とは異なる場合がありますのでご注意ください。
1 出生
 平成15年生まれの埼玉県のこどもは、前年より1,409人少ない63,353人です。出生率(人口千人あたりの出生数)は9.1で、前年を0.2ポイント下回りました。
  (表−1)
 出生率は高率順で全国第12位です。
  (表−2)
 
表−1 出生数及び出生率の年次推移
 
表−2 都道府県別にみた出生率
 
 
 出生順位別に出生数の構成割合の年次推移をみると、第2子の割合は平成14年から上昇傾向がみられます。
  (図−1)
 母の年齢階級別に出生数の構成割合をみると、30歳以上の母から生まれたこどもの割合が52.6%で、初めて過半数を超えました。
  (図−2)
 
図−1 出生順位別にみた出生割合の年次推移
図−2 母の年齢階級別にみた出生の動向
2 死亡
 死亡数は、前年より1,544人増えて44,206人。死亡率(人口千人あたりの死亡数)は6.4で、前年を0.2ポイント上回りました。
  (表−3)
 主な死因は(1)がん〔14,041人:前年比272人増〕(2)心疾患〔7,222人:前年比189人増〕(3)脳血管疾患〔5,812人:前年比39人増〕で、およそ3人に2人がこの3大死因で死亡しています。
  (表−4、図−3)
 
表−3 死亡数及び死亡率の年次推移
 
表−4 3大死因による死亡数及び割合(年齢階級別)
 
図−3 3大死因死亡数の死亡総数に占める割合
 
3 婚姻
 婚姻件数は、前年より965件少ない41,981件。婚姻率(人口千人あたりの婚姻数) は6.0で、全国第7位です。
  (表−5)
 
表−5 婚姻件数及び婚姻率の年次推移
 
4 離婚
 離婚件数は、前年より168件少ない15,405件。離婚率(人口千人あたりの離婚数) は2.22で全国第14位です。
  (表−6)
 
表−6 離婚件数及び離婚率の年次推移
 
5 合計特殊出生率
 合計特殊出生率(1人の女性が一生の間に生む平均こども数)は1.21で、前年より0.02ポイント下回り、過去最低を記録しました。
  (図−4)
 
図−4 合計特殊出生率(年齢階級別内訳)
注 分母に用いた人口 総務省統計局「平成15年10月1日現在推計人口」5歳階級別総人口